(経済)

1) 国連関連機関CEPALの発表でチリは負債が増加している国のリストの中に入っています。
銅価格の低下から税収が下がり、経済安定のための国家投資を継続できなくなったため、国債発行をしてそれを賄い、負債が増加と言うストーリーです。
ただチリの場合、その負債はほとんど国内調達で外国からは21%のみとされています。
木曜日、1ドルは669ペソまで下がりました。少し前に1ドル750ペソが近いと言われたのですが、専門家のコメントは当たりませんネ。同じ日に銅の価格がポンド当たり2.3ドルまで上がりましたが、これは6か月ぶりの大台です。もっとも世界最大輸入国の中国の経済危機を考えると銅の価格がこの先上がるはずはないでしょうね。
2) 投資の減少
2014(マイナス4.2%), 15年(マイナス1.5%)と2年続けて投資が前年対比下がりました。特に目立つのが鉱業関連でこの2年間で予定された計画が500億ドルと半分まで落ちました。
昨年の貿易は輸出輸入ともに減少。2015年の経済成長率は2.1%。今年も同じような数字になると見られています。厳しい数字が続きますね。

3) 自動車
チリの自動車市場は過去15年で4割増加しました。2010年は520万台、それが2015年に730万台に増加したもの。二人に1台と言う感じですね。
2015年の新車の販売のシエアーは1位がGM,続いてキア、現代でした。