チリの風 その1100      2024年6月10日ー16日

チリの風も今週で1100号ですね。もう20年以上、毎週書いています。私はパソコンのシステムが良く分からないのでその更新を日本の平岡さんにお願いしています。
長い間、お世話になっています。ありがとうございます。そして校正はチリの今村さんに助けてもらっています。感謝です。
さて今住んでいる住居を売りに出していますが、売れれば南のフルティジャールに移住します。
その時はブログを「チリの南風」にしましょうか?
天気予報が当たって、今週のサンティアゴは木曜日に大雨になりました。激しい雨の中、ゴム長靴を履いて買い物に行きました。
南に行けば、雨の日が多いですからね。

スポーツは何時もの通り。登山は雨の前に近くのサン・ラモン山岳公園で川巡りコース、そして雨の後に丘歩きでした。後ろのアンデス山脈は雪で真っ白、前の海岸山脈の上の方も雪をかぶっていました。ただ土曜日の登山教室は大雨で登山道がずぶぬれになったので中止にしました。
ラソンは先ず週日10キロを走りました。毎年・毎月遅くなりますが、それでも10キロ完走です。いつかその内、「以前は10キロ走っていました」と言うのでしょう。
60歳の時、フルマラソンを走っていますから。今日も軽く走りました。
そして日曜日の昼に妻の親せきの5名を招待して昼食。食事と会話を楽しみました。
いつも同じことを書いていますが、異国のチリでこうして毎日楽しく生きていけるのは最高の幸せです。

(政治)

1)ボリッチ動向
欧州訪問のボリッチは先ずドイツを訪問し両国の交流を図りました。その次にスウェーデンに行きましたが、チリの大雨のため、公式行事を一部中断してチリの様子を調べました。
「私や大臣がチリにいなくても、チリの一大事を取り扱う仕事はちゃんと実行されている」とコメントしました。
外交関係ではスイスで行われたウクライナ平和会議で各国首脳と面談しました。もちろんウクナイナ大統領との面談もありました。ボリッチはロシアを厳しく批判しています。
明日、フランスに向って出発します。

ところで彼がベネスエラ政府と揉めていることに関し、チリ共産党はボリッチを批判しています。共産党は与党ですか、野党ですか?
ベネスエラ政府にすればチリで殺された元軍人の事件はベネスエラ国内の問題だからチリは口をはさむなというのでしょうか?
共産党のシンボルのレコレタ区長は刑務所に収容されていますが、有罪になるまで自宅待機にさせてほしいとする要求は拒否されました。
スペインのチリ大使がチリ政府のイスラエルに関する姿勢を批判していますが、それに関し外務大臣はチリはイスラエル・ベネスエラに関する姿勢は明確で揺るぎはない。
チリ政府に同意しないのならその大使の継続をどうするか考えるとしています。その大使は大学闘争の時からボリッチの仲間でした。
ボリッチはイスラエルのガザ攻撃はロシアの場合と同じく人権問題の犯罪行為だとしています。
もちろん、そのうち南極問題でチリはアルゼンチンと対立するでしょう。

奨学金CAEの問題は放置されたままです。
2)年金改革
現在より年金基金に蓄える金を給料から多く引き抜くことが以前から議論されていますが、結論が出そうです。
しかしそれとは別に、またその基金から各自が金を引き出す案が出されています。その議員は私は皆さんのために働いていると言いますが、そうして何回も基金を引き出せば、年金をもらうようになる時、雀の涙になるのは明白です。そんな議員は議会から消えてほしいですね。
3)予備選挙
先週に10月の地方選挙の各グループ代表を選ぶ予備選挙がありました。テレビを見ているとほとんど投票者がいませんでしたが、その投票が行われた60の選挙地区の投票者の割合はなんとわずか6%でした。誰も興味を示さなかったと言うことですね。無駄な選挙でした。

(経済)

1)銅価格と為替
1ポンド4.37ドルと少し下がりました。このため為替は1ドル919ペソとペソ安になっています。
2)GDP
世銀の発表ですが、今年のチリの数字は年初考えられていたのより上向くだろうとのこと。順調に上昇しているのですね。
しかしチリの株式市場IPSAは3%と4月以来の大きな落ちで今週6480ポイントになりました。

(一般)

1)大雨
南部地方はもう連日大雨でした。ビオビオ州の州都コンセプションも道路が使えなくなったりして通常生活に影響しています。サンティアゴは地区によって雨量は変わりますが約60ミリの雨になりました。
全国で3300件の家屋に被害が出たとか。
来週、何ともう2度雨の前線が来ると言われています。サンティアゴは火曜日と金曜日に40ミリの雨が予想されています。このためGDPが予想より少し下がるとか。大雨被害ですね。
日本も沖縄で洪水被害があったとチリのニュースに流れました。
2)犯罪
刑務所の警備員が12名逮捕されました。なんでも麻薬・武器の販売に手を出していたとか。
先日、警官が商店から警備費用として金をとっていたことが見つかりましたが、チリもそういう犯罪が増えましたね。4年半前の社会騒乱より昔は無かったのに。

(スポーツ)

1)サッカー
来週からアメリカ杯が始まります。チリ代表は今日アメリカに出発しました。チリは初戦を21日にペルーと戦います。
その大会を前に行われた練習試合ですが、今週パラグアイサンティアゴの国立競技場で45000人のファンを集めて対戦しました。結果は3対0で勝利。
まだチリより弱い国があるのですね。
アメリカ杯で1次リーグを勝ち抜けるかな?

以上

チリの風 その1099 2024年6月3日ー9日

先週と同じように今週もそれほど寒くはなりませんでした。
しかし何とこの土曜日の夜からサンティアゴはかなりの雨でした。来週も何日も雨になり100ミリほどの雨になるとか。

カマラの事務所で8月の講演の相談をしました。かなり方針が確定したので、毎日一人で頭に入れたストーリーをぶつぶつ喋って練習しています。
今年度2回目の家屋税の支払いをしました。後半にあと2回が残っています。
スポーツは何時ものように実施。登山は木曜日に今月の登山教室のルートを下見で歩きました。上から街を見るとスモッグがひどかったですが、その日は大気汚染の警報が出て車両の走行制限がありました。そして丘歩きもじっくり楽しみました。
土曜日はサッカー教室でいつものように楽しく練習しました。
ラソンは週日の10キロ走はばっちりでした。日曜日も少し短いけど走りました。
それから旅行代理店に行きました。ガイドの仕事がまた少しづつ始まりそうです。
友だちの日本レストランに仲間と行って、楽しくそこの料理を楽しみました。そこのウェートレスのチリ人女性は日本語を自分で勉強したとかで流ちょうに話していました。私はもうここに45年もいるのにまだチリ人の様には話せません。
毎日こんな風に日程が入っていてそれを楽しく実行していますが、幸せです。

(政治)

1)ボリッチ動向
先週の議会で発表した教書が与党側の議員の混乱を起こしているとか。彼の言うとおりにやれない・やりたくないと言うことでしょうが、ボリッチの考えが一般の左翼とかなり差があるのですね。一番の話題は妊娠中絶を認めると言う方針です。社会党の党首が「中絶問題は国民の最大関心事ではないが、ボリッチはそれを年末の選挙の票集めに使おうとしているのでは」と冷たい反応です。

週の初めに北の国境の町アリカに行って住民保護の施設を見学し、地区の人と話し合いました。
外交ではベネスエラ と中国問題があります。先日、ベネスエラ反政府活動をしているオヘダがチリ国内で殺されましたが、その犯人の後ろにベネスエラ政府がいるのではとされ問題になっています。それをベネスエラ政府に問い合わせたところ、先方の検察は一つの事件を利用してベネスエラを批判するとは何事かと逆にチリを糾弾しました。ボリッチは事件の更に詳しい状況を知らせ問い合わせるとか。もっともそこと外交関係を切断するとまでは行かないらしい。もう一つは中国からの鉄鋼製品に特別関税をかけた件で、中国政府は我が国は中国製品の輸出に特別の支援をしているわけではなく、正当な価格で販売している。それに特別関税をかけると言うことはチリの市民に悪い影響を与えると言うことだと批判しました。つまり黙って中国製品を使えとするのでしょうね。
それから市民調査で彼を支持するは31%。しないは61%でした。
今日、欧州に向けて飛び立ちました。外に出るとホッとするのでしょうね。
2)予備選挙
今日の日曜日に、10月に実施される地方選挙の前段の予備選挙がありました。全国60か所で行われましたが、テレビのニュースを見ているとほとんど投票する人はいませんでした。
政府がこの選挙を成功させようとする応援をしなかったと批判していますが、野党でなく与党というのがおかしいけれど、先週のテレビのニュースでこの選挙のことはほとんど報道されませんでした。つまり政府だけでなく誰も興味がなかった無意味な選挙となりますね。6時に投票が終わり、開票されますが、普通なら全テレビ局が報道するのに今日はただの1局でした。
予選で勝った候補者の所属する党ですが、やっぱり新左翼共産党もいました。根強いファンが入るわけですね。
3)ハヅエ区長収監
サンティアゴのレコレタ区の区長ハヅエが汚職の疑いで裁判になっていますが、裁判所は有罪になる前に彼の収監を決めました。共産党は怒り狂って政府を批判しています。
この裁判は政治活動として共産党をいじめるだけだ。政府はそれを認めるなとしました。ボリッチは裁判に関して政府がコメントすることはできないと知らん顔です。
共産党と同じくボリッチを支える新左翼の中心グループRD党が北部のアントファガスタで「民主主義は生きている」というグループを作り貧困層に政府援助で住宅を供給するとする運動を始めましたが、政府から出た寄金を自分たちのものにしていたと訴えられました。今からちょうど1年前の事です。ボリッチ政権の基礎はボロボロですね。

(経済)

1)銅価格と為替 
銅価格は1ポンド4.46ドルと少し前に5ドルを超えていたのに下がってきています。為替は1ドル910ペソと少しペソ安です。

ところでロイヤリティ税が前年対比14%減少しました。この理由は主に銅の価格の低下とか。
これとは関係ありませんが、中銀発表の経済成長イマセック指数率4月は対前年3.5%アップで順調です。
2)物価上昇率IPC
5月の指数は0.4%、過去12か月で4%でした。落ち着いてきていますね。ただ電気代がかなり上がる可能性があるらしく、その時はIPCに少し影響しそうとか。

OECD加盟国の正規雇用従業員の中で社員になってから1年以内の人の割合がどれくらいあるか調べたところ、チリは31%でトルコ・コロンビアに次いで3番目の高い数字でした。
コロコロ変わるわけですね。

(一般)

1)犯罪
裁判官連合が、仲間の裁判官が脅迫されていると発表しました。その裁判官は逮捕された麻薬組織グループの「アラグアの汽車」メンバーを釈放しました。
その釈放された犯人が再び、犯罪に手を出したからで、裁判官は犯罪グループの仲間なのかとするわけです。コロンビアとメキシコは麻薬組織が勢力を保持し社会問題になっていますがチリもそんな雰囲気が出ています。犯罪組織を抑えるためには、警察・検察そして裁判所の努力・協力が必要となりますが、チリはどうなるでしょう。
2)がけ崩れ
この週末の雨でバルパライソ州の崖のそばに建てられた高級マンションの基礎部分ががけ崩れになりました。昨年も同じ問題が起こっています。そのような場所は海に面した絶景で広いベランダから沈みゆく太陽を見れるのですが、雨でビルの下が削れると崩壊の可能性が出ます。またそこの住民は退去の命令を受けるのでしょうか?
サンティアゴでもサン・ラモン断層の山の中腹に建てられたマンションが、次の大地震で崩れると言われています。

(スポーツ)

1)サッカー
今月末からアメリカ大会が開始されますが、今回の開催地はアメリカです。チリはその中でAグループに入り、アルゼンチン・ペルーそしてカナダと対戦します。
その前兆で、来週パラグアイと親善試合をします。一時はチリがアメリカのトップだったこともあるのですが、今はどこにも勝てないと言う雰囲気です。 

以上

チリの風 その1098 2024年5月27日ー6月2日

いつものようにチリ大学病院に血液検査に。朝早い7時前の地下鉄で出発。それは患者が混まないうちに採血して医者の来るのを待つため。9時ころ正常と判断された検診も終わって外に出た。その日の散歩は中央市場を通ってセントロのモネダ宮殿へ。そこで警察音楽隊のパレードに出会った。さて市場の近くは人であふれ、労働者の熱意が感じられた。もちろん彼らが正規雇用者か非正規かは分からないし、最低賃金で働いていれば、毎日の生活が厳しいのは自明だ。それは安易な生活ではない。それからその日はホームレスには会わなかった。
スポーツは今までと同じ。登山は仲間と第1展望台に行ったが、驚いた。今まで山は枯れた草で覆われていたのに、先週の大雨で、麓だけでなく上の方まで下草の緑が覆っていた。
そして丘歩きも一回楽しむ。マラソンは2日走ったが、そのうち1度10キロを走った。私の年齢では4日スポーツをできるのは本当に幸せだ。
この幸せがいつまで続くかな?
少し前、最低気温はマイナスまで下がったが、今週はそれより数度高く、それほど寒くはなかった。広葉樹の赤や黄色の落ち葉が公園に満ちている。

(政治)

1)ボリッチ動向
今週の話題は3回目の年次教書の発表だ。1回目は夢の公約の連発。2回目は失敗・反省のコメント。さて今回は?
土曜日の朝11時に議会で演説が始まったが、その日テレビは朝9時から特別番組で彼や周りの動きを報道した。
その中継を見たが彼は落ち着いて話を進め、議場の拍手を受けていた。例えば、「チリは民主主義が定着し、約束を守ることが知られているから外国からの投資が年々増加しているのは素晴らしい事実だ」「先住民の権利を守るのは当然だが、マプチェの犯罪グループを警察・軍隊の協力を得て抑え、この2年間犯罪数が減少している」
彼は2時間45分の講演を堂々と終えた。私は講演で45分話すと疲れてヨレヨレになるが、さすがに若い彼は3時間も話続けることができるわけだ。
年金について、「もらっている年金だけでは生活できない方が多くいる。その方々がお亡くなりになる前にその改善をしようではないか?」とコメントすると会場の大拍手を受けたが、もっともそれをどう実施するのか言わなければほとんど意味はないだろう。
市民の安全は最重要テーマだが、それに関してはそれほど新しい対応策はコメントされなかった。経済の発展も中心テーマだが、この1年間、政府は延々と努力して成果が出ていると
発表した。新聞の社説にこの2つの主要テーマで新しい提案はされなかったと冷たい評価が書かれた。
問題になったのは妊娠中絶関連で、ボリッチはその自由化を進めたいとすると最右翼の共和党議員はそれを拒絶して退席した。もとろん与党内でも新左翼共産党は賛成でキリスト教民主党など中道左翼は反対となっている。
さて大統領府の案内では欧州外遊のボリッチは6月9日に先ずドイツに向けて出発とか。
彼はパレスチナを支持し、イスラエル糾弾を繰り返しているが、従来のチリはアメリカ・イスラエル側についていたので大きな変化と言われる。
なんでもイスラエルとチリの軍隊は兵器などの交流などもあったとか。今回の教書の中でもイスラエル批判を取り上げていた。

世論調査
ボリッチを支持するはまた下がって29%だけ。これからもっと下がるだろう。
しかし注目されるのは次の大統領選挙の候補者とされる左右2名づつの4名が国民に大きく嫌われていること。
与党側は現内務大臣のトア、元大統領のバチェレット、右翼側は前候補のカストとプロビデンシア区長のマテイだが、世論はその4名ではなく他の候補者に投票したいとか???
来週の日曜日(9日)に地方選挙の予備投票があるが、市(区)によっては選挙のないところもあり、自主投票になっている。
南極問題
大臣と一部議員が南極に飛んで現地視察。チリ政府としては現在チリ領土と主張しているところに現在よりさらに大きな基地(事務所・住居など)を建てたいとか。
予算は140億ドルとか。奨学金CAEの取り消しなど無理だろう。新聞の投書にCAEの件より年長者の家屋税支払いを助けてほしいとあった。ボリッチの演説ではこの奨学金問題をどう進めるかについては詳しい話はされず、新しいシステムを考えたいとされた、逃げ腰だ。
政府分裂
首都圏のレコレタ区長ハズエが汚職の罪で裁判になっている。共産党のエースの彼を党首は全力で支持するとコメントしている。ボリッチを支えるのは新左翼共産党だが、新左翼はすでに住居補助金問題で裁判になっており、今回は共産党員が裁判になったことからメンツ丸つぶれ。
トア内務大臣は与党内でもう分裂感が拡大しているとした。無理もない。その内務大臣はバケダーノ将軍の銅像をオリジナルのイタリア広場に戻すのか聞かれたところ、それを怖がっていると答えた。それは4年半前の社会騒乱の時、その銅像は反政府デモで壊されそうになったことから違う場所に移された。
それをもう一度、オリジナルの場所に戻してはどうかと質問が出たわけだ。ボリッチの仲間の暴力デモですね。

(経済)

1)銅価格と為替
銅価格は先週よりかなり下がって1ポンド4. 53ドル。そのためか為替もペソ安でなんと1ドル918ペソ。大きく落ち込んだ。
それからリチウム関連の件でコデルコ銅公社とソキミチSQMがリチウム関連の合意事項にサインした。落ち着いて共同事業が進みます。
来週発表の今までのGDPの数字はかなり明るいと予想されている。さぁどうかな?

(一般)

1)犯罪
毎日のニュースは犯罪関係が中心です。見ていてもう飽きたと言う気がする。今日のニュースで非番の警官が強盗犯を見て逮捕しようと発砲した事件が報道された。
教書で犯罪抑制の話は出たが、毎年・毎月良くなっているとは思えない。
個人犯罪と犯罪グループの二つの問題があるが、しっかり手を打ってほしいもの。
2)インフルエンサ
病院の緊急病棟の空きベッド数がほとんどなくなる(使用率94%)と言うかなり厳しい状況だが、国が呼び掛ける予防注射は目標の85%にはまだ遠い72%が接種したとか。
死亡者数は5月までで昨年は171人、今年は201人と増加傾向です。
それとは全く関係ないが、自分の子供が難病にかかり、その薬の価格が莫大なもので通常の家族では支払えない、何とか政府の援助は得られないかと一人の母親が南部のチロエ島からモネダ宮殿を目指し歩き始めた。そして1000キロを歩きモネダ宮殿に到着。ボリッチ大統領は彼女に挨拶した。その歩きの途中、市民が彼女を応援し、隣町まで同行するとか寄金を渡すとかして励ました。同じ病気の子供が国内に数百人いるとかだが、意地を出してそれを完成させたその女性は素晴らしい。子供さんの病気が良くなるのを祈ります。
3)アタカマ天文台
東大がチリ北部の5640メートルの高地に世界1と言われるアタカマ天文台を完成させた。素晴らしい結果が発表されるのを期待したい。

(スポーツ)

1)サッカー
国内リーグ戦は前半終了です。人気チームの結果は、チリ大学(1位)とカトリカ(3位)とコロコロ(4位)は敗戦でした。
今月末からアメリカップが始まるので来月までリーグ戦はお休みになる。
さてチーム別の南米大会リベルタドール杯に参加の3チームの内コロコロとワチパトが1次リーグを勝ち抜きベスト16に入った。

以上

チリの風 その1097 2024年5月20日-26日

天気予報が当たって月曜から木曜まで雨になったサンティアゴです。公式数字で112ミリの雨量になっています。昨年まで長い間、異常乾燥でしたが、今年は正常化です。
雨が上がった木曜日の午後、近くの丘に登ると下の街が遠いところまでくっきり見えました。最高の景色でした。これってスポーツなのか観光か分かりませんね。
登山は隣のサン・ラモン山岳公園で川巡りコースを歩きました。
しかしマラソンはさっぱりでした。週の始めは雨で走れないし、後半は登山に時間を割かれ、日曜日だけ、ほんの少し走りました。朝9時に外に出て走り始めるとすぐに雨が降り出し
家に戻りました。少し前にもありましたね。しかし2時間後に雨が止むと再度挑戦し、10キロは無理だったけど半分ほど走りました。
土曜日のサッカー教室は大人子ども合わせて20名以上の参加者で楽しくプレーしました。
カマラの8月の月例会の後で、私の講演が実施されることになりました、気合を入れて準備します。
ところで知人の訃報が入りました。彼の次男と私の長男が小学校の時日本人学校で同級生でしたから、もう30数年の知り合いですが、病気で急死されました。
お通夜に参加させてもらいました。ご冥福をお祈りします。次は私の番かもしれませんが・・・その日まで人生を楽しみます。

(政治)

1)ボリッチ動向
今週の一番大きな話題は21日のイキケ海戦の祝日です。海軍の日になっています。海軍本部のあるバルパライソでそのお祝いの儀式が行われボリッチは参加しました。テレビの中継でその儀式を見ましたが、なんと大統領府の行事案内にはそれが掲載されていません。ところでその海軍兵の行進のパレードの時に群衆からボリッチは「お前は共産主義者」と嫌味を言われたとか。
近日中に彼は欧州数か国訪問をしますが、その中で世界平和会議に出席しウクライナ大統領ゼレンスキーと面談するらしい。その欧州訪問の意味が素人の私には良くわかりません。
外交と言えば、例の南極問題が重要でしょう。チリ・アルゼンチン・イギリスが自国の領土と主張している地区にロシアが石油を採掘することになりそうですが、アルゼンチンの大統領の気性ではロシア開発部隊に軍事攻撃をかけるでしょう。そうすればプーチンも意地を出して反撃し両国間で戦争が始まるかも。ロシアにもアルゼンチンにも大きな打撃になりますね。ボリッチは黙って見守るでしょうが。
昨年のパンアメリカオリンピックの選手村になっていたセリヨス区の建物を一般市民のマンションとして提供することになりました。そのお祝いの式に彼は参加し、皆さんの快適な生活をお喜びしますとしました。1300家族がそこに入れるとか。地下鉄の駅の近くで便利そうです。

2)奨学金Cae問題
貸出金合計は119億ドルとされますが、資金が無いから奨学金の支払いをすべて取り消すことは不可能で、どうすればボリッチの公約を何とか実行できるか悩んでいる様子です。
新左翼議員が政府は最後の日まで公約を守る努力をするべきだと噛みついています。まったく逆に内務大臣は借金を払うのは世界のどこでも正常・通常の事で、借金の取り消しを図るのは違った問題を起こすきっかけになるときっぱり拒否しています。同じような雰囲気ですが来週、6月1日の年次教書の内容も与党内でもめているようです。ボリッチはにっこり笑ってお話しすることはたくさんありますとか。


(経済)
1)銅価格と為替
先週の急上昇の後、今週は下落しました。1ポンド4.65ドルで先週よりかなり下がっています。そのため為替もペソが下落し1ドル908ペソでした。
銅の需要供給より誰かの投資の関連で、こんな動きになるのですね。
それはともかく今年もこの先数年間も、こんな高い価格が続きそうです。チリの財務省は年間10億ドルの追加収入が見込まれるとかでニッコリですね。
しかし好調な銅と全く逆なのがリチウムです。第2の銅と大きな期待が集まったのですが、リチウムの価格は2022年は1トン59000ドルでしたが、昨年は13000ドルと激減です。
掘っても掘っても利益は出ないと言う感じ。しかし不思議ですね。プロの予想がこれほど狂うなんて。

2)IPSA株式市場
4週連続で上昇です。金曜日少し下がりましたが6765ポイントと絶好調です。それとは関係ありませんが昨年の失業率は8.7%でした。

3)地下鉄の乗客数
サンティアゴのメトロの乗客が、1-4月の比較で今年は昨年より10%アップの1. 4億人でした。コロナ問題で落ち込んだ2020年以降の最高の数字です。ただその前年の2019年にはまだ20%ほど下がっています。社会騒乱の前のチリは活気があったと言うのがその数字に表れますね。

(一般)

1)犯罪

  • 大火事

年初のバルパライソ州の大火事は放火・失火・自然発火の可能性があったわけですが、今週、一人の男が放火の疑いで逮捕されました。なんとその男は消防署員でした。
彼の放火で135名の死亡者が出たようです。裁判でその実情が分かりますね。ところで、ボリッチはその火災で家屋が全焼した家族に、寒い冬が来る前に皆さんの簡易住宅を用意しお渡ししますと約束しましたが、ほとんど実行されていません。それで被害を受けた多くの家族が、住居建設に適しない急斜面などの所に新家屋を建設しています。そこは再度土砂崩れなどの被害に遭いそうな場所で、時間と金をかけて問題の先送りをしています。政府が無策だといつまでたっても解決しませんね。

  • 警察官の不正

首都圏の犯罪が多い地区で、警官グループが商店を訪れ、店の安全を図るから金を出せとしました。月100万ペソとか、いろんな条件で合意し金を巻き上げていたらしい。
それは日本では暴力団が商店を脅すときに使う手ですね。12名が逮捕され、裁判になっています。
2)文化財の日
この週末に文化財施設の一般市民への公開が行われました。各所各地で行われましたが、その中の一つはモネダ宮殿で、普段、入れない大統領宮殿の一階部門に市民が入りました。
ボリッチはそれに参加する為、モネダに赴き、宮殿の中で観衆に挨拶しました。子供が家に帰ってから、「お母さん、私、ボリッチと握手したよ」って言うのでしょうか。
3)インフルエンザ
病気がおさまらず、病室が92%も使われて、近日中に空室が無くなりそうとか。もちろん死者も出ています。厚生省はインフルエンザの予防ワクチンの接種を呼びかけています。

(スポーツ)

1)サッカー
国内リーグ戦の14試合目が行われました。全部で30試合ですから、ほとんど真ん中です。人気3チームはチリ大学が引き分けの他は勝利に終わりました。順位では1位チリ大学、3位カトリカそして4位コロコロでした。1位と3位の勝ち点の差は2点ですから、次の試合の結果では首位が変わるかもしれません。
今シーズンの優勝はその3チームのどれかでしょうね。


以上

チリの風 その1096 2024年5月13日ー19日

最低気温マイナス1度を記録した寒い日が続くサンティアゴです。なんでも5月としては過去50年で一番寒いとか。去年は今頃27度もありました。
それでも太陽が出た午後は公園に行って日の当たるべンチに座ってオカリナ笛の練習をします。楽しいです。
ところで来週は明日から雨で4,5日も降り50ミリから80ミリの雨量が見込まれるとか。何も出来ませんね。
今週も毎日楽しみました。妻の体調が悪かったので病院に行きました。そこで老夫婦にあったのですが、奥さんによるとご主人は大学で教鞭をとっていて80歳になってからも仕事を続けたとか。定年になってから仕事の量は減少したでしょうが、80歳を超えてまだ仕事をしたなんてすばらしいですね。
今週は街の散歩をしました。プロビデンシアでイサプレの事務所に行って手続きをしてから、川の近くの道を歩いてイタリア広場に。そこから森林公園を通ってセントロへ。美術館は閉まっていたので入れませんでしたが、アルマス広場の前の歴史博物館に入りました。もうそこへは数十回行っていますがいつも楽しいです。それから今年のカマラの講演はラパヌイに関してですが、毎日、練習をしています。
スポーツはいつもの通り、マラソン練習を二日と登山と丘歩き。登山でいつもの展望台に向って歩いていると、周りには誰もいませんでしたが、それを孤独と感じるか自由と感じるか気持ちは分かれますね。それでも美味しいものを食べて好きな運動をして趣味の勉強をしていけるなんて、何と幸せでしょう。

(政治)

1)ボリッチ動向
南極でロシアが大量の原油が貯蔵されている場所を見つけました。南極でその活動は国際条約で禁止されています。その地区はチリ、アルゼンチンそしてイギリスが自分たちの領土だと主張しています。ボリッチは、国際条約の通りに約束を守るとしていますが、ロシアがそこから原油を採掘し始めれば態度を変えるでしょうね。
それから第7回チリ国際投資会議に出席し、チリへの投資を呼びかけました。28か国の100を超える企業の代表を前に皆さんの投資が上手くいって進展するようチリ政府は応援しますと約束しました。
そして警察軍の創立記念行事に参加しました。97年目です。ところで先の大統領選挙でボリッチに負けたカストはスペインを訪問し、右翼グループの集会で演説しましたが、その中で「ボリッチは社会騒乱の時、反政府グループのリーダーとしてお前たちの好きなようにはさせないぞと警察と対決していたが、今は皆さんのおかげで社会が安定するとすり寄っている。そんな人格で大統領が務まるのか?」としました。
CAE問題
大学生への奨学金ですが、大きな問題になっています。ボリッチたちの学生運動の時、「それを無理に返還させるな、国が助けてやれ」と訴えていました。で、自分たちが政権を握ったので、それを実施しようとするとその資金はどこにあるのと言うことになったわけです。無理やり実施して国が破産するか、急にトーンを変えて、10%だけ値引きしますとするのかな?
地方選挙
10月27日に州知事や市町村の地方選挙が行われますが、その候補者を選ぶ与野党の第1次選挙が6月9日にあります。
それは全国で60の市・区で実施されますが、私の住んでいるラス・コンデス区はありません。
民間健康保険イサプレ
国会で承認されました。今まで必要以上に支払っていた金額が各社の契約者に平均で毎月1万1千ペソが13年払われるとか。68万人ほどの契約者がいます。私もその一人ですが、65歳以上は13年でなくもっと短い期間に支払わるとか。もっとも各保険会社はそれを払うため、毎月の保険金を高くする計画とか。
何それ、国会はその値上げを許すの?

(経済)

1)銅価格と為替
銅価格はロンドン市場でなんと過去数年間で最高の5ドルに近づきました。ニューヨーク市場では5.08ドルでした。そのため為替は1ドル900ペソを切りました。
891ペソまでペソ高になっています。
これはチリ経済に好影響です。財務大臣は今年のGDPは当初の予想より上の2.7%になるだろうとニッコリです。ガソリン価格も値下がりするとか。

(一般)

1)犯罪
サンティアゴの不法建築の貧民街に警察の手が入り、撤去作業が始まりました。その中の住民が「警察はいきなり催涙ガスを打って突入してきた。ここには年少児や年長者も多くいるわけで、そうした虐待行動は住民を傷つけるだけではないのか?」としました。もちろん何週間も前からこの不法建築を撤去しますので家具をもって退出してくださいと連絡しています。全国各地にこの問題はありますから、政府が本気になれば大混乱になるでしょう。同じようにサンティアゴの中心部を流れるマポチョ川にテントを張って住んでいる多くの人を除去しました。これは明日からの大雨でテントが流される可能性がありますからね。
トラックのグループが主要道路で駐車するデモをして、交通遮断の事件が起きています。彼らは社会の安全のため、軍隊を前面に出せと要求しています。
最近、チリで移民グループの犯罪が多いと言われますが、なんとアメリカにチリの犯罪グループが100もあって、活発な活動をしているとか。アメリカ人にチリ人はすぐに出て行けと言われそうですね。
2)公立病院の不正
 サンティアゴの南部にある公立病院ソテロ・デル・リオのダイレクターが辞任(もしくは解雇)しました。その理由は手術などの手当てを受けるのに長い間待たされるのですが、そのリストを破棄したからです。患者の中には手術をしてもらうのに10年たってもまだ連絡がこないとする患者がいます。
 その長い期間を待たされる患者で死亡したのが全国で何万人もいるとか。
 病院の施設・医師が実態に適合しないと言うわけですが、ボリッチだけの責任ではなく、歴代大統領が改正しようとしても上手くいかなかったと言うわけです。
3)冬休み
今年は風邪(インフルエンザ)の患者が昨年の2倍以上と言われます。病院にベッドが不足してきたと言うニュースもあります。
そのため、生徒にそれが影響しないように冬休みを早めに開始すると言うコメントがありましたが、教育相はそれを認めませんでした。
病気が怖いから、私は病院に行ったときはマスクをしました。地下鉄に乗る時もそうします。

(スポーツ)

1)テニス 
ローマの大会でベスト4にチリ人選手が二人入りました。歴史上初めての事です。その一人タビロは途中に世界1のジョコビッチを破っています。
もっとも準決勝で敗れました。もう一人のジャリーは決勝まで進出しましたが、残念そこまで。しかし頑張りました。
2)サッカー
国内リーグ戦は人気のチリ大学とカトリカが対戦しました。国立競技場を4万5千人のファンが埋めました。首位のチリ大学はそこまで無敗だったのですが、その日、カトリカに敗れました。2位はイキケとカトリカですが、首位との勝ち点の差は4です。
もっとも明日に試合が予定されているチームがありますから、上記の数字は変更される可能性はあります。
人気のコロコロは勝利で4位です。

以上

チリの風 その1095 2024年5月6日ー12日

寒くなりました。サンティアゴの最低気温は零度まで下がっています。何だか夏から一気に冬になったようです。
天気予報が当たって火曜日はかなりの雨でした。10キロ走るつもりで外に出たら1キロの所でポツリポツリと雨になりました。雨に弱い私はすぐにあきらめて家に戻りました。夕方、かなりの雨の中、用事があったので妻と外に出ました。行きはタクシーが見つかったのでそれを使いました。帰りは地下鉄に乗ったのですが、駅の外に出ると信号の所の道が水にあふれていました。妻はゴムの長くつをはいていたので問題なく道を渡りましたが、運動靴の私は川の幅の少ないところを見つけてジャンプ。4回ジャンプしたので、水の中にははまらなかったけどズボンが濡れました。家に帰ってすぐに着替えました。その日の雨量は30ミリでした。その晩、私の地区は2度も停電したので懐中電灯とろうそくを点けました。一部の地区では2日間も停電したとか。
もちろんその翌日にマラソン練習をしました。土曜日は登山教室でした。10数名の参加者で石碑コース。まだ派手な登山ではないですが、少しづつレベルを上げていきます。小さな子供が文句も言わず黙々と歩いていました。新しく知り合った方と話が弾んだのが嬉しかったです。その他に近くの丘歩きと近郊のマイポ渓谷歩きをしました。つまりマラソンと登山を6日間(1キロの練習を加えると)実施しました。寒い中、こうしてスポーツを楽しんでいます。
私はよれよれ爺さんの年代ですが、身体を動かすのを仕事と考え継続しています。いつが最後になるか分かりませんが、来週も頑張ります。

(政治)

1)ボリッチ動向
ボリッチは南の方に出張しました。例えばランカグアで電気バスの走行開始を祝いました。お疲れさまと言うかそれしかないと言うか。
世論調査で彼を支持するとしたのは24%で、大統領就任以来で最低の数字でした。一般市民も飽きてきたのでしょうね。
6月1日に年次教書を発表しますが、モネダ宮殿では心配の声が上がっています。社会安全を進め、経済の進展を確保し、年金・健康保険などの市民の安定を守るとしなければならないのですが、それらすべてに市民を安心させる方針が打ち出させるかとの疑問です。その通りですね。彼が新しい道を歩き始めるのは無理でしょう。味方の与党内で分裂ですから。
彼のアイデアだった増税から市民援助を増やすと言うのはほとんど動いていません。金持ちから所得税を取れば、一般市民は喜ぶだろうと言うアイデアでしたが、経済の停滞が心配され金持ちいじめも上手くいきませんでした。
先週に陸軍の兵隊が訓練中死亡した事故で、陸軍トップがモネダ宮殿に呼びだされ議論されました。人間の能力を超えたレベルの訓練をするのは陸軍の責任でトップレベルの将校が解任されるかもしれません。私の考えではその訓練の指示書を調べ、人権を無視したようなものならそれを訂正し、それが正常ならその訓練を指揮した上官に処罰を加える。それだけです。この問題から政府と軍隊が正面からぶつかるのは正常ではないですね。その訓練の場所は高地で温度が極めて低く、使用されていた服は極寒に適していなかったようです。
民営健康保険イサプレの法案が明日、議会で投票されます。多くの債務をもっている会社の支払い条件が問題になりますが、10年以上の猶予をもって払わせると言うことになるかもしれません。その支払いの中に契約者への返金もありますが、その対象者(何十万人)の中に私も入っているので、いつかそのうち幾らかの弁償が来るはずです。
2)与党の同意
今年の地方選挙で与党の10党とそれにキリスト教民主党が統一候補を出すことで同意しました。所がコピアポ市で現職の社会党市長を推すはずなのに共産党がそれを無視して社会党と揉めています。同意したことを守らない共産党は与党のメンバーではないですね。

(経済)

1)銅価格と為替
1ポンド4.5ドルと高値安定です。為替は1ドル931ペソとペソ高になっています。
2)今年の経済成長率
 OECDの推定ですが、ラテンアメリカで高い数字が見込まれるのは1位がコスタリカで3.5%、2位はチリで2.3%、3位はメキシコで2.2%です。さぁどうかな。
3)物価上昇率IPC
 4月のIPCは0.5%と予想を上回りました。1-4月の合計で2.2%、これも予想を上回っています。もちろん財務省は心配しています。
4)サーモン
銅とは重要度が違いますが、サーモンも重要案件です。毎年900-1000トンの生産があり、何とその98%は輸出に向けられています。もちろん日本にも大量に送られています。過去20年で、チリの産業で最も成長したのがこの分野です。現在の課題として自然汚染を抑えることが重要項目で、その次に生産量の増加とか、今年はどんな数字になるでしょう。
5)新車販売
新車の販売は20か月連続で前年を下回っていましたが、この4月は25490台と前年より31%も上向きました。それが継続するかな?テレビのニュースで中国の車ショーが報道されましたが、「こうした素晴らしい中国車がいつチリに来るのでしょう」とされました。中国のEV車は大混乱とは出ませんでした。

(一般)

1)マプチェ問題
マプチェの3つあるグループの一つCAM(アラウコ・マジェコ同盟)のリーダーのジャイツルが23年の懲役を受けました。彼は左翼革命のリーダーのようにマプチェを基礎に、ここではチリ人の好きなようにはさせないと過激な活動を始めました。そしてそれがマプチェ族の同意を受け、組織が発展しました。木材の盗伐や麻薬関係などから資本を作り、同盟軍は反政府運動で生活できるようになったわけですが、ここで彼が逮捕され有罪になりました。
CAMはこれから潰れていくのか彼の跡継ぎがさらに過激に行動するのかのどちらかですね。

(スポーツ)

1)サッカー
国内リーグ戦の結果は人気3チームはコロコロとカトリカは勝利。チリ大学は明日です。順位はチリ大学が首位・カトリカは5位コロコロは6位です。

以上

チリの風 その1094 2024年4月29日ー5月5日

毎日最高気温が10数度で最低気温は0度に近い日が出たサンティアゴです。雨は火曜日と水曜日にほんの少し降りました。太陽が当たるベランダの椅子に座って新聞を読んでいます。
夜になると電気ストーブを使います。街路樹の紅葉が素晴らしいです。
今週もいつものように寒い中頑張っています。
スポーツはいつもの通りです。マラソンは2回、その内1回は10キロを走りました。とにかく完走が目的で早い遅いは問題ありません。昔フルマラソンを走っていたころは週に50.60キロを走りましたが、それはもう夢です。10キロ走れば満足です。登山は山歩きと丘歩き。ちゃんと歩きました。メーデーの日に山に入ると公園係員はいませんでした。
私は会員ですから入山料は不要です。そして歩いているとマウンテンバイクの人がなんと30人も。多くの人が中高年でした???
土曜日はサッカー教室。久しぶりに参加者が20名ほどと多くなり楽しくプレーしました。昂来クンが帰国することになり練習の後、日本での活躍を祈って胴上げをしました。
ある手続きをするため銀行に行きましたが、素人の私にはかなり複雑で必要な書類を受け取るのに2時間もかかりました。
日本に送るチリ土産を買いにセントロの民芸品市場に妻と行きました。多くの外人観光客がいました。ちゃんと必要なものを購入できました。
日曜日は妻の親戚の中年夫婦2組を招待して昼食会を実施。楽しく時間を過ごしました。
いつまで続くか分かりませんが、こうして今週も幸せでした。

(政治)

1)ボリッチ動向
国連の要職についているステイナーが来チして、モネダ宮殿でボリッチと面談しました。
イスラエル問題が世界で話題になっていますが、ボリッチは最初からパレスチナの援護をする体制を変えません。
以前、大統領恩赦がありましたが、それによって刑務所から外に出た男が、出所直後に同じような犯罪を犯し、恩赦が間違っていたと批判を浴びました。その頃は何とか逃げていたボリッチですが、今週ラヂオ放送界との面談であれは私のエラーでしたと反省しました。

報道の自由大会に出席したボリッチは演説しているときに二人からクレームを受けました。それは2年前のメイデイの時サンティアゴでデモをしていた南部からの報道関係者が発砲され死亡した事件の事です。報道の自由を守ろうと大統領は言うが報道陣が射殺されても何も言わないのは何故だとクレームしたわけです。ボリッチは「その発砲した犯人は警官ではない。誰が犯人なのか、政府も皆さんと一緒に追跡をしたい」としました。

警察軍の長官が今月に辞任することになっていましたが、先週の警官3名殺人事件の決着が着くまで、恐らく10月まで継続することになりそうです。共産党はそれに反対の声を上げています。自分たちの仲間をいじめた警察のトップを早く追放しようと言うわけです。
その3名の警官殺人事件については詳しい動きが分かりません。私はマプチェか麻薬関連のグループの犯行だろうと思いましたが、捜査は進んでないようです。
ところで下院議会でテロリスト法案が可決されました。テロリストの犯罪と認められれば判決が厳しくなるわけです。社会の安全(犯罪を抑える)は緊急課題ですが、そのためには
警察・陸軍の強化・提携を進めなければなりませんが、与党側はそれを嫌がるので、政府は野党の説得ではなく与党の説得が問題です。

この犯罪に関する件ですが、今週50名ほどのベネスエラ人が本国に強制送還されました。チリで刑務所に入れておくより本国に送った方が良いとの判断ですね。
なんでも今週サンティアゴでベネスエラ人が襲われ、お前たちはここに住むなと言われたとか。彼らの言葉は同じスペイン語でもチリのそれとは大きく異なるのですぐわかります。関西弁の私が東京に行けばすぐにここの人間ではないと分かるように。それからペルーから観光に来ていた人が泥棒に殺されました。ペルー政府はチリ政府に抗議の声を上げています。
日本は外人に扉を開けないとされていますが、私がチリに来た1979年はチリにはほとんど移民はいませんでした。軍政下で就職の可能性は低かったので外国からチリにくる移民はいなかったわけです。それがチリの景気が良くなると移民の数が急激に増えたのですが,それが違う問題を起こしているのが最近の傾向です。
同じチリでも、南米でも、時代によって様子は変わるわけですね。
私もその移民の一人ですが・・・。

2)健康保険
チリには国営のフォナサと民営のイサプレの2種類があります。そのイサプレが巨額の借金を持っていることからそれを運営する会社の一部の倒産が心配されています。
会社の倒産があれば病院などに入るべき金が消えるとか、患者がその保険で病院に行く時、通常の割引が受け取れません。新聞にこうした重要事項の問題を政府は解決に向けて真摯な対応を怠っているとされました。

(経済)

1)銅価格と為替
今月15日からサンティアゴで世界銅会議が開催されます。専門家のコメントでAI産業により銅の需要が急増し、この先2,3年は高値が継続するとか。もっとも今週はその見解と異なり1ポンド4.41ドルと下がりました。
 為替は1ドル939ペソでした。株式市場IPSAの数字は6559ポイントと好調持続です。
昨年の外国からの投資は217億ドルで2015年以降の最大額でした。
失業率は今年の1-3月平均で8.7%になりましたが、数字が前回より下がったのは16か月ぶりです。
3月の経済成長率は0.8%の上昇で1-3月では2.5%となり、今年は何とか上向いていきそうです。
しかし首都圏の家屋の販売は1-3月で7.5%も下がり2年前より低いレベルです。
ガソリン価格が30ペソ(約2%)上がりました。

(一般)

1)メイデイ
5月1日は労働者の祭典ですね。チリでは商店などが全部締まります。都内の中心道路で労働者連合CUTの集会が開かれ多くの労働者が参加しました。最も4年半前の社会騒乱の時は百万人以上でしたが、今回は数万人ほど。連合会長が労働者の集結が新しい社会を作り上げると演説しました。デモ隊の一人が持っていたプラカードに「約束守れボリッチ」と書かれていました。7月から最低賃金が50万ペソに上がりますが、CUTはボリッチ政権中に63万ペソに挙げるよう要求しています。
そしてデモ隊の一部が近くの商店のドアを壊して中に入り商品を奪って行きました。以前と同じことです。警察が来てデモ隊に放水しました。
2)肥満
チリの典型的な問題ですが、小学5年生では60%が肥満とか。運動をしないで腹いっぱい食べるのですね。
3)ビーニャの山火事
もう4カ月経ちましたが、火事で家屋が全焼した人はテント暮らしの生活が継続です。政府は簡易家屋を早急に設置すると約束しましたが、実行されていません。
それから掘っ立て小屋が集まった貧民村がこの2年で全国で30%増加したと言われます。その多くは不正建築です。それを移民の家族に高い値段で貸すケースがあるとか。不法に入国した
移民は正規の賃貸契約が出来ないからですね。麻薬などの犯罪の巣になると言われます。それが分かっていればその一掃を図るのが正解のように思われますが、どうかな。
4)陸軍事故
チリ北部で軍事訓練をしていた連隊に死亡者が出ました。気候を無視して強硬演習をしたのでしょう。以前にも同じような事故がありましたが、気合を入れるというのも限界があるわけですね。

(スポーツ)

1)サッカー
国内リーグ戦のリーグ戦はチリ大学(1位)とコロコロ(7位)は引き分け、カトリカ(5位)は勝利でした。


以上