チリの風 その1099 2024年6月3日ー9日
先週と同じように今週もそれほど寒くはなりませんでした。
しかし何とこの土曜日の夜からサンティアゴはかなりの雨でした。来週も何日も雨になり100ミリほどの雨になるとか。
カマラの事務所で8月の講演の相談をしました。かなり方針が確定したので、毎日一人で頭に入れたストーリーをぶつぶつ喋って練習しています。
今年度2回目の家屋税の支払いをしました。後半にあと2回が残っています。
スポーツは何時ものように実施。登山は木曜日に今月の登山教室のルートを下見で歩きました。上から街を見るとスモッグがひどかったですが、その日は大気汚染の警報が出て車両の走行制限がありました。そして丘歩きもじっくり楽しみました。
土曜日はサッカー教室でいつものように楽しく練習しました。
マラソンは週日の10キロ走はばっちりでした。日曜日も少し短いけど走りました。
それから旅行代理店に行きました。ガイドの仕事がまた少しづつ始まりそうです。
友だちの日本レストランに仲間と行って、楽しくそこの料理を楽しみました。そこのウェートレスのチリ人女性は日本語を自分で勉強したとかで流ちょうに話していました。私はもうここに45年もいるのにまだチリ人の様には話せません。
毎日こんな風に日程が入っていてそれを楽しく実行していますが、幸せです。
(政治)
1)ボリッチ動向
先週の議会で発表した教書が与党側の議員の混乱を起こしているとか。彼の言うとおりにやれない・やりたくないと言うことでしょうが、ボリッチの考えが一般の左翼とかなり差があるのですね。一番の話題は妊娠中絶を認めると言う方針です。社会党の党首が「中絶問題は国民の最大関心事ではないが、ボリッチはそれを年末の選挙の票集めに使おうとしているのでは」と冷たい反応です。
週の初めに北の国境の町アリカに行って住民保護の施設を見学し、地区の人と話し合いました。
外交ではベネスエラ と中国問題があります。先日、ベネスエラ反政府活動をしているオヘダがチリ国内で殺されましたが、その犯人の後ろにベネスエラ政府がいるのではとされ問題になっています。それをベネスエラ政府に問い合わせたところ、先方の検察は一つの事件を利用してベネスエラを批判するとは何事かと逆にチリを糾弾しました。ボリッチは事件の更に詳しい状況を知らせ問い合わせるとか。もっともそこと外交関係を切断するとまでは行かないらしい。もう一つは中国からの鉄鋼製品に特別関税をかけた件で、中国政府は我が国は中国製品の輸出に特別の支援をしているわけではなく、正当な価格で販売している。それに特別関税をかけると言うことはチリの市民に悪い影響を与えると言うことだと批判しました。つまり黙って中国製品を使えとするのでしょうね。
それから市民調査で彼を支持するは31%。しないは61%でした。
今日、欧州に向けて飛び立ちました。外に出るとホッとするのでしょうね。
2)予備選挙
今日の日曜日に、10月に実施される地方選挙の前段の予備選挙がありました。全国60か所で行われましたが、テレビのニュースを見ているとほとんど投票する人はいませんでした。
政府がこの選挙を成功させようとする応援をしなかったと批判していますが、野党でなく与党というのがおかしいけれど、先週のテレビのニュースでこの選挙のことはほとんど報道されませんでした。つまり政府だけでなく誰も興味がなかった無意味な選挙となりますね。6時に投票が終わり、開票されますが、普通なら全テレビ局が報道するのに今日はただの1局でした。
予選で勝った候補者の所属する党ですが、やっぱり新左翼も共産党もいました。根強いファンが入るわけですね。
3)ハヅエ区長収監
サンティアゴのレコレタ区の区長ハヅエが汚職の疑いで裁判になっていますが、裁判所は有罪になる前に彼の収監を決めました。共産党は怒り狂って政府を批判しています。
この裁判は政治活動として共産党をいじめるだけだ。政府はそれを認めるなとしました。ボリッチは裁判に関して政府がコメントすることはできないと知らん顔です。
共産党と同じくボリッチを支える新左翼の中心グループRD党が北部のアントファガスタで「民主主義は生きている」というグループを作り貧困層に政府援助で住宅を供給するとする運動を始めましたが、政府から出た寄金を自分たちのものにしていたと訴えられました。今からちょうど1年前の事です。ボリッチ政権の基礎はボロボロですね。
(経済)
1)銅価格と為替
銅価格は1ポンド4.46ドルと少し前に5ドルを超えていたのに下がってきています。為替は1ドル910ペソと少しペソ安です。
ところでロイヤリティ税が前年対比14%減少しました。この理由は主に銅の価格の低下とか。
これとは関係ありませんが、中銀発表の経済成長イマセック指数率4月は対前年3.5%アップで順調です。
2)物価上昇率IPC
5月の指数は0.4%、過去12か月で4%でした。落ち着いてきていますね。ただ電気代がかなり上がる可能性があるらしく、その時はIPCに少し影響しそうとか。
OECD加盟国の正規雇用従業員の中で社員になってから1年以内の人の割合がどれくらいあるか調べたところ、チリは31%でトルコ・コロンビアに次いで3番目の高い数字でした。
コロコロ変わるわけですね。
(一般)
1)犯罪
裁判官連合が、仲間の裁判官が脅迫されていると発表しました。その裁判官は逮捕された麻薬組織グループの「アラグアの汽車」メンバーを釈放しました。
その釈放された犯人が再び、犯罪に手を出したからで、裁判官は犯罪グループの仲間なのかとするわけです。コロンビアとメキシコは麻薬組織が勢力を保持し社会問題になっていますがチリもそんな雰囲気が出ています。犯罪組織を抑えるためには、警察・検察そして裁判所の努力・協力が必要となりますが、チリはどうなるでしょう。
2)がけ崩れ
この週末の雨でバルパライソ州の崖のそばに建てられた高級マンションの基礎部分ががけ崩れになりました。昨年も同じ問題が起こっています。そのような場所は海に面した絶景で広いベランダから沈みゆく太陽を見れるのですが、雨でビルの下が削れると崩壊の可能性が出ます。またそこの住民は退去の命令を受けるのでしょうか?
サンティアゴでもサン・ラモン断層の山の中腹に建てられたマンションが、次の大地震で崩れると言われています。