(経済)

1) 政府対経団連
私企業のトップが集まる経団連はバチェレット政府の税制改正案を批判し、それが実施されれば、今年度の新規投資はチリ国内ではなく外国に向かうことになるだろうと警告しました。新規投資が減少すれば、雇用問題にも影響してきます。確かに昨年の第4四半期の投資は前年対比12%も減少。
2) 消費の動き
今までの消費ブームは一段落するのか話題になっています。新車の販売は2011年から33万台、34万台、38万台と毎年上がってきましたが、今年の予想は36万台。家屋の販売は2012、2013,2014年とほとんど同じ37000戸の推定。
となると、確かに落ち込みはあるかもしれないが、それほどの下落ではないと見られないこともないですね。2008,2009年に他の国が大きな落ち込みを記録したとき、チリ経済は持ちこたえましたからね。さぁ今年はどうかな。
3) ガソリン価格
8週連続して今週も上がりました。今までの平均は74ペソの値上げ。もう1リットル900ペソ以上になっています。為替は1ドル562ペソ、原油価格は99ドルなので先週と比較し、数学的には1%下がるはずですが、値上げされました。モネダ宮殿の前にデモ隊が出て、ガソリン値上げにクレームしました。
そのせいではないでしょうが、どういうわけか、来週は下がるとの予告が出ています。