(経済)

1) 銅価格の低下
永久的に価格が上昇するわけはありません。今週は3ドルを割って2.92?になりました。それは通常と思いますが、専門家によると中国の8月の経済指数がパッとしなかったからとか。しかし彼らのコメントは軽い、先週末は3.08ドルでしたから、この1週間で中国が変わったとはどういうことか?
チリ政府の発表ですが、今週、中国で行われたチリ・ウィークは大成功に終わったとか。普通はチリ・ディとして1日だけですが、中国市場は大きくて魅力的なのでそれを拡大した様子。チリ・中国の貿易協定も、ヨードの問題も含め11月のAPECで調印することになるとか。銅の問題も含めチリにとって中国は命綱ですね。
為替は銅価格の落ち込みに連動して1ドルが先週末は618ペソだったのに今週は625ペソまで戻りました。 もっともこのチリペソ上昇でチリのドル建て輸出額が上昇、最近の6年間で、最高の数字になりました。8月までに30億ドルの輸出が記録されています。
ペソが強くなったことから新車の価格が下がり8月は前年対比44%も売り上げが増えたとか。
逆にチリの建設業界はマイナス成長が続き、ほとんど1年間も泣いています。このため、同業界で1年間で3万人が職を失いました。
2) 投資
チリの経済を動かすのは投資ですが、今までの政権と比較して現行のバチェレット政権は投資申請を却下する比率が急上昇。前のバチェレット政権時は却下は1%、ピニェラは3%、それが今政府では7%にもなっています。もっともこれに関しては投資家が、今のチリは投資が欲しくて困っているからどんな条件でも受けるだろうとする輩がいるわけです。
正当な理由の拒否は認めたいですね。先日の鉱山開発拒否はどうだったかな。

サンティアゴの飛行場は現在、増改築工事が行われています。輸入品を保管するの倉庫、新ターミナルなどを設置する大規模工事で、昨年工事が開始され、2020年に完成とか。飛行場運営契約は20年ですが、最初4年に大投資を行い、それを残りの16年で回収するらしい。もっともラタム航空のオーナーのクエトはこの空港は内容がひどいのに使用料が高く(南米で一番高い)悲しくなるときついコメントを出しています。