(一般)

1) 外人の移民
この10年間でチリに移住した外人の数は倍増しました。18万人から37万人です。それはチリの労働者の4%になっています。移民の中ではペルー人がトップで37%、ついでアルゼンチン、ボリビアです。仕事として、お手伝いさん、建設関係、小売業がメインのようです。

2) 長生きすればよいわけではない
確かにそれはいえているが、チリ人の寿命はこの7年で急に延び、世界平均を11歳も上回りました。7年前に平均72歳だった寿命は昨年79歳まで延びています。少子化、教育の延長、女性の職場進出、政府の国民保護の4つがこの数字のベースとか。世界1位は日本の83歳です。

3) 火山の噴火
第14州のプジェウエ火山が土曜日に噴火。3500名に退避勧告が出ました。火口から20キロの距離のところに降った花崗岩がニュースに出ましたが、人間の頭くらいの石で火山の迫力を示しています。それに関係あるのかな?サンティアゴでも日曜日の朝、地震がありました。

4) バス運賃
チリの最大手バス会社はツルブスとプルマンブス(注・ブスは日本語ではバス)ですが、今回、彼らが談合してバス代を釣り上げていたとして訴えられました。2社が談合し、主要路線で、他の会社のバスの参入を許さず、(他社が参入した場合、同時に運賃を大幅に下げ、新規バスの経営を壊す)運賃も両社の都合の良いように変更されていたらしい。大きな金額の罰金が科せられそうですが、どうなるかな?

5) 警察官の犯罪
何と警官がATM盗難事件に関与した疑いで解雇されました。数名だけの問題かな?

6) 大気汚染問題
サンティアゴの汚染を軽減するため厚生大臣は排ガス対策車にも走行規制をするよう提案しています。政府内ではこれを取り上げる雰囲気はありません。
サンティアゴだけではありません。南部の街、例えばテムコでは大気汚染問題は深刻です。その理由は暖房として薪を使いますが、それが湿っていると強烈な煙を出します。政府は何とかしてこの暖房を他の暖房、例えば電気、灯油ストーブに変えようと指導しています。何しろこの薪暖房により汚染で起こされる問題で厚生省(病院)は毎年3億6千万ペソの支出があるとしています。

7) 無政府主義の青年が銀行に爆弾を仕掛けようとしたが失敗して、自分の身体に火がつき、通りかかったタクシーの運転手が、消火器で火を消し止めました。彼は現在も瀕死の重傷です。彼は他人に盗まれるより、自分が泥棒になるとし、資本主義を認めないと言っているらしい。この怪我で、彼の信念はどう変わるのでしょう。