(経済)

1)世界の株式市場はこの9月を過去40年でもっとも高い数字で終えたようです。08年マイナス12%だったのが、09年はプラス3%を越えるところまで戻し、今年はなんと9.1%とか。過去40年で最高と言うのは、この数字を取り始めてから40年ですが、最高の数字と言うわけです。アメリカとか欧州の経済を見ると、それほど数字が良くなる背景が見られず、やや異常な気がしますが、おめでとうとしましょう。チリ市場も好調継続で9月は6%の上昇でした。

2)それを受けてでしょうが、チリの新就職者は33万人とされ、これは1年間の数字では過去最高らしい。ただし失業者数はまだ8.3%(6―8月)と低くはなっていませんが。
ところで過去に大地震のあった1985年と今年を比較すると実質投資率で85年は10%、今年は21%が予想され、経済成長率は85年が2%に終わったのに、今年は5.3%と歴史上に残る大地震に見舞われた年を如何に順調に乗り越えているかが分かります。
もちろん銅の価格の高値安定がその好調の要因です。ペソもさらに切りあがり、銅関係以外の輸出業界は真っ青です。ピニェラも中銀に対し、政治介入をほのめかしているようです。