(経済)

1) 銅の値段が今週、1ポンド当たり4ドルを越えました。チリに入る外国資本のトップは鉱山関係ですが、当然でしょうね。ところで、その投資国ですが、総合で一番がカナダ、二番目が日本になっています。
これでピニェラ政権は財政に関する問題をほとんど抱えず任期を終えそうです。と言うのは来年もこの高値が継続されそうですから。
チリの神風は銅の高価格ですが、それはひとえに中国頼みと考えられていましたが、違いました。もう一つのキーが出ました。たとえ、来年に中国経済が一休みしても、インドがその窮地を助けてくれるだろうとのこと。しかしチリは運が良いですね。
今年のチリの輸出の55%は銅です。1960年にはこの数字は60%でした。アジェンデの時代にこれが80%まで上昇、軍事革命の後、銅の値段が下がり続け1987年には40%に、民政化してからも数字は下がり1992年ころに35%まで下がる。それがこの数年、驚異の復活劇。神風ですね。しかしいつまでも銅だけに頼るのは無理ですから、他の産品を考えなければ。