(経済)

1) チリの株式市場は好調の一言ですね。毎週のように新記録を出し、今週は火曜日が最高の数字でしたが、それでも週末の金曜日の数字も今までの最高を破り、4364ポイントで終えました。7月としては7.45%のアップ。通年では21.9%のアップです。絶好調ですね。ダウジョーンズなんて通年で0.36%のアップで、上下運動を繰りかえして、結局ほとんど動きがありません。

2) 銅の値段もポンド3.26ドルで締め、笑いが止りません。なんでも国家収入が今年度前半は昨年度に比較して46%の大幅増収とか。もちろんこれは銅の価格が昨年同期の76%アップと言う極めて有利な条件からきているわけです。逆に歳出は4.8%のアップに終わっていますが、後半の歳出はかなり大幅に増加する由。

3) 経済好調を受けて失業率も下がっています。政府が、選挙前に約束した4年間で100万人の新規雇用の件は、最初の3ヶ月で10万人の雇用を獲得したとかでかなり公約に近いですね。首都のサンティアゴでは失業率は8.9%です。

4) アメリカでチリの国債が販売されます。全部で15億ドルとか。チリの国家・経済の安定性からすれば順調に売り抜けるでしょうね。金利は最近アメリカで販売されたほかのどの国よりも低いらしい。

5) 今週、日本の話題が2回チリの新聞に出ましたが、ひとつは中国が日本を抜いて世界第2位の経済大国になったと言うのと、菅首相の奥さんが夫をしかる内容の本を書いたという記事でした。
戦争直後の日本を見て、この国が世界2位の経済大国になると思った人はいなかったでしょうが、2位まで行ったのですから立派なもの。この先、世界3位でも4位でも維持できれば最高ですね。