(一般)

1) この10年間でチリはどう変わったかと言う記事が出ました
何とチリ人の99%は携帯電話を持っているらしい。(ホンマかな?) そしてIフォーンやブラックベリーを使って常にコンピューターとつながっているとか。モール(ショッピングセンター)が各地に出来、クレヂットカードを使って買い物をし、その後レストランでファーストフードを食べる。家にはノートブックPCかネットパソコンがありツィッターやフェース・ブックの利用は日常の出来事。つまりチリ人の生活は他の先進国と同じに近づきました。つまりグローバリゼーションが進んだと言えるでしょう。もっともこの変化でチリ人が以前より幸せになったとか、健康になったと言う話は出ていませんが・・・・

2) 2月27日の大地震の後、有名になった商店の略奪行為ですが、多数の逮捕者を出したのは記憶に新しいところ。その時、略奪された商品は大半が元の商店に戻りましたが、通常に売りに出せるわけはなく、今週それらがバーゲンセールとして一般市民に売り出されました。値段は通常価格の半分以下ですから、争うようにして購入していました。                         ところでその大地震で、チリの海岸地区の土地が数箇所で2-3メートル隆起したのが確認されました。もちろん隆起した近くの場所が陥没しているのも確認され、地震の動きは地質の強弱にあわせて複雑になっていますね。

3) マプチェ問題
本当に近代チリの抱える問題ですね。今週もマプチェのグループが農場に不法侵入し占拠しました。彼らの排除に向った警官隊と銃撃戦。その農場は過去に十数度こうした不法占拠を受けているらしい。当然、嫌気がさして売りに出したいでしょうね。もちろん他の人もそんな問題を抱えた場所を購入するわけがなく通常の条件では販売不可能。
一方政府はマプチェ族の人間にほとんど無料で土地を販売(分配かな)をしていますが、過去15年でそれが800%増えているらしい。09年は350万ヘクタールとか。
そのあたりに土地を持つ人の苦しみは大変なものですが、日曜日の特集でピノチェットの時代に左翼活動家として反政府活動を行い、逮捕・拷問の経験を持つ人が、現在マプチェとの戦いに明け暮れている由。彼によるとバチェレット前政権が甘い顔をし続けたので彼らの行動に制限がなくなったとしています。じゃ、彼が命を懸けて戦った軍事政権のときのほうが秩序があったというわけでしょうか?

4)チリで訪れて見たい場所10傑
新聞の特集ですが、それによると北から順番に、アリカ近郊のチュンガラ。1州イキケ近くのウンベルストーン。3州コピアポ近くの砂漠の花畑(これは現在進行中です。通常全く緑のない砂漠に突然お花畑が出るわけです)4州のラ・セレーナ近郊のエルキの谷。5州バルパライソの街。同じく5州のイースター島のモアイ。ワインの谷(6州ですね)10州のジャンキウエ湖周辺。同じく10州のチロエ島。最後に12州のトーレ・デ・パイネ公園ですね。皆さんは何ヶ所回りましたか?私は8ヶ所です。私がまだ行っていないのはチュンガラとワインの谷です。

4) 子供の名前
ワールドカップが終わったばかりですが、最近の子供の名前で目立つのナショナルチームの選手の名前です。アレックスとかマークとか。もちろん女の子の場合は最後の文字を変えるわけです。例えば男がマリオなら、女の子はマリア。替わったところでツナミがでました。自分のあかちゃんに一生あの2月27日の大地震津波を忘れさせないよう、名前をツナミにしたのでしょう。もっともその子供がその名前を気に入るかどうかは別にして???