(政治)

1) 人気投票
なんだか軽い表現ですが、チリのメディアは市民の政治家批判を真剣に取り上げます。ピニェラの人気は就任時78%ありましたが、それが現在は44%に落ち、否定的な見方が11%から30%に増加です。それを地方別に見ると首都圏で反対意見が強いのですが、地方では逆にピニェラを支持する層が圧倒的です。
現在、異常に高い人気のバチェレットですが、彼女の政権もトランサンティアゴ公共運送が開始された当時は支持率39%まで下がっています。
それから与党と野党の関係ですが、バチェレットの時代、常に与党(現在の野党)の人気が上回っていましたが、現在は逆転し、ピニェラ側の与党が、反対側を凌いでいます。
政治家で一番高い評価を得ているのは前大統領のバチェレットで何と85%が好意的な味方をしています(否定的なのはわずか4%) 続いて文部大臣のラビン、3位にピニェラが来ます。大統領候補だったフレイは何と23位で、テレビのインタビューであなたは人気がありませんねと聞かれると、そんな評価に意味があるのかねと馬鹿にしていましたが・・・。
このままでは4年後の大統領選挙はバチェレット対ラビンになりそうです。
これを書いていて、チリ人以外にこの記事を興味を持って読む人はいないだろうなと思います。チリに住んでいる日本人で、このチリの風を読んでいる人も、そんな人気ランキングが何の意味があるのかと思われるはず。
私が最近ボリビアを2度訪問しましたが、そこで毎日、新聞を読んでいます。しかし向こうに住んでいる人と外人の私ではニュースに接しても感じ方が違うのは当然でしょうね。