(スポーツ)

1) サッカー
チリで開催されたアメリカ杯と呼ばれるこの大会は1916年に始まり、もう50回近い大会が行われましたが、ウルグアイとアルゼンチンがそれぞれ10数回と優勝回数を争い、チリは今まで一度も勝てませんでした。
さて土曜日の決勝戦はチリ対アルゼンチンになりました。国立競技場を満員にして夕方5時にキックオフ。入場者のほとんどがチリ人と思いましたが、意外にアルゼンチンからも駆けつけていました。すぐにわかります。ほとんど全員がユニフォームを着ているので赤色はチリファン。青白はアルゼンチンだからです。
私はこの大会のチリの試合を全部テレビで見ましたが、その日の試合が一番見ごたえがありました。チリはアルゼンチンの前で怖じけることなく正々堂々と戦いました。90分の正規の時間も延長の30分も0対0で結局PK戦になり、最後はチリの勝利。チリに運があったわけですね。
しかしはっきりしていたのは チリの選手は90分が終わった後も体力が残っていたのに、アルゼンチン側はよれよれで明らかな差がありました。
審判の判定についてですが、メデルがメッシの腹にキックを入れたのは、私が審判ならレッドカード(審判はイエローを出しました)それから攻撃を受けたときシルバが相手の選手を突き飛ばしたのはPKにすべきだったと思いますが、審判は見逃しました
準決勝、準々決勝の時に相手に退場選手が出てチリに数的に有利な状況が続きました。別にチリが審判を買収したのではとは思いませんが。 
南米サッカー連盟が選出した今大会のベストチームの中にチリの選手が5名入りました。
そして優勝に喜んだファンが北から南までチリの国中であふれました。死者3名、逮捕者多数が結論でした。
バチェレットは私と違ってこの日も含め全試合をサッカー場で観戦しました。彼女は縁起をかついて、チリが勝っている間は最後まで同じ服装を続けるとして、マフラーも同じものを使ったらしい。
試合終了後、彼女は選手をモネダ宮殿に招待し、その前の憲法広場に集まった多くの観衆に向かい2階の窓から全員で挨拶しました。

これとは関係ない話ですが、なでしこジャパンが女子のワールドカップの決勝戦に進出しましたね、負けたけど。しかし日本ではあまり盛り上がらないようですね。何でかな?  決勝戦前のBBCニュースを見ていたら、一方的にアメリカ側のニュースを流し日本チームの話は無し。不愉快でした。


以上