(一般)

1) 犯罪
チリで各機関について世論調査をすると一番評判が良いのは警察(私服警察も制服警察も合格点)、合格点よりやや低いのが国会、政府。最悪の評価は検察と裁判所で、嫌われています。ところでチリ人に評価されている警察ですが、被害があったと泥棒された市民から届けでのあった事件を解決したのはなんと7%。残りの93%は未解決。今年の上半期に届けのあったのは17万8千件。そのうち7%だけが解決したとか。ほとんど素人のレベルですね。
この1週間に現金輸送車が3台襲われ、しっかり現金を奪われました。犯人もよくわかっていますね。危ない思いをして10万ペソを狙うより思い切ってその100倍、1000倍を狙ったほうが効率が良いですから。合計で32億ペソも取られたらしい。まったく犯人は捕まっていません。野党側は政府の無能さはあきれるほどだと冷ややかなコメント。内務大臣はたとえ予算を大幅にアップすることになっても犯人を追及すると訴えています。
犯罪には関係ありませんが、チリで販売されている食品は80%が健康に問題を起こすと先日報道されました。日本でもコンビニで売られている弁当はほとんど全部が危ないとか、インスタントラーメンとか鶏のから揚げとか・・チリ以上に危ないらしいがみんな平気に購入して食べていますね。
2) マプチェ問題
第8州でまたマプチェと警察の衝突が起こり、警官に負傷者。これで今年に入ってけがをした警官の数は54名。いやはや。政府に打つ手はないのかな?
3) 街の緑化
一人当たりの緑化面積ですが、サンティアゴ全体では2002年と2012年の比較で平均20%も増えたとか。一番緑が多いのはビタクラ区で9M2、一番少ないのはパドレ・ウルタード区で1.2M2。悲しいほどの差ですね。平均では3.7M2が4.5M2になっています。私の住んでいるラス・コンデス区はその間に10%も減少していますが、それはビルが建ったからでしょうね。世界保健機構は一人あたり9M2を薦めていますから、サンティアゴ現状はちょうど半分。今の2倍の緑が必要なわけです。
4) 交通事故
この週末は金曜日プロテスタントの日、土曜日死者の日(日本のお盆ですね)と3連休。多くの車は首都圏から近郊に出ていきました。そして交通事故の死亡者は昨年の24名から大幅に下がって11名とか。よかったね。