(一般)

1) マプチェ問題
国連の人権委員会でチリ政府は先住民マプチェの人権を押さえつけているとする発表がありました。もちろん、そうした報告がチリ国内のNGOなどから送られているのでしょうね。いつもと同じように今週もマプチェの動きがありました。8州のティルワで、自宅逮捕になっているマプチェの在宅確認をするため、その家に向かったパトカーが、細い道で倒木が道をふさいでいるところでストップ。その木を取り除こうとした警官が覆面部隊に襲われ銃撃戦になりました。二人の警官が負傷し病院に。なんだか5百年も前に侵略してきたスペインと戦ったマプチェの作戦みたいですね。
3月中に火をつけられたトラックの数は26台です。
内務大臣は、自分は行かずに部下の副大臣を現地に送りました。バチェレット政権では、この問題の進展はないですね。
2) 警察の公金横領問題
しかしいろんなことがあるもので、調査している検察は、昨年の警察の物資購入に疑問を見出しました。例えば、5万ペソで買える靴を12万ペソの購入していたとか。誰かの懐に7万ペソが入ったわけですね。しっかり調べて怪しい警官は全て逮捕してほしいもの。前警察軍のトップを国会に読んで調べると言う気配が出ています。
3) テレビ
チリでは市民がテレビを見る時間が年々少なくなっています。2011年は1年間で平均980時間見ていたのに、昨年はそれが818時間(平均で1日2時間)になったとか。ニュースを見るだけの人が多いらしい。その減少した時間はインターネットを使っているのでしょうね。
4) 運転免許証
チリでは年に1回、3月に通行許可書として税金を払うことになっています。その最終日、31日までにまだ更新していないうドライバーが15%もいて、各区役所では深夜まで特別に手続きの受理をしました。更新していないと後で税金の他に罰金を払わされます。早めに手続きをすれば、事務所で待たされることもないの最後の日に大勢押し寄せ、現場が混乱するのはチリの文化ですね。
5) サンティアゴラソン
3万人の参加でこの日曜日、派手に開催されました。女子の部はハーフもフルもペルー人が優勝。男子のフルはケニヤが1,2位を占めました。優勝者の記録は2時間9分でした。
6) ディノサウリオ
トレス・デル・パイネの北の方にあるギドと言う丘から恐竜の骨が発掘されています。チリ国内・国外の研究者が発掘作業に当たっていますが、探しているのは恐竜の骨だけではなく動物・植物全般で、南半球として豪州やパプア・ニューギニアなどとの関連を研究するとか。