(経済)

1) 為替
一時ですが、とうとう1ドルが600ペソを超えました。2009年以来5年ぶりの数字。銅価格が低いからだといわれますが、それでもポンドあたり3ドルを超えてそれほどひどいわけではないのですが。それより原油の値段が低いのが全く不可解。90ドルの前半ですが、中東の情勢を見れば120ドルくらいまで上がってもよいのではと思います。イラク北部の油田地帯を爆撃しているのに。武器生産業者にとって最高のシナリオですが、原油の低価格維持は誰の利益になるのかな?
2) 談合事件
先年、薬屋さんが談合して薬品価格を釣り上げたのがバレ、多額の罰金(4千万ドル)と一般ユーザーへの損害賠償をさせられましたが、今回のはその時より大きい過去最大の事件になりました。今週発覚したのは鶏屋さんで、大手3社(これで全国の80%近いシェアーを占める)が談合し、高値で販売し過去10数年間大きな利益を上げていたらしい。6千万ドルの罰金を請求、最高裁の結論はどうなるかな?      談合は17年も継続していたそうで、その間の不正利益をどう一般消費者に還元するか、例えば15%引きを3年間とか、議論を呼んでいます。経団連最高裁の判決が出るまではコメントしないとか。内輪の問題ですからね。
3) 干ばつ問題   
全国の3分の1の地区で干ばつ問題が深刻化しています。首都圏でも平年より50%も少ない降雨量の地区があり、役所が酪農・農業のために水の運搬を大量に行っているらしい。天気予報では南のほうは毎日雨のようですが。