(経済)

1) チリ経済状況
1月の月間経済指数が発表になりました。わずか1.4%。これは過去4年で最低の数字。新大蔵大臣アレナスは景気後退のひどい状態で、新政権を始めなければならないと現政権の大蔵大臣ララインを厳しく批判。ララインは仕方なく反撃して、新政権は景気後退の前兆を見ているだけだが、私たちは明らかな景気後退の中で政権を受けたわけでどっちが困難な状況下だったかは誰にでもわかると開き直りました。
ピニェラ政権は大地震の後で、経済成長率などより一般市民の生活の正常化が最初の大問題でしたからね。
バチェレットが大学の無償化を進めるため企業への増税を始めると投資が縮小し、さらに景気後退になるでしょうね。今から目に見えるようです。
2月の物価上昇率が0.5%と予想以上の高い数字。金曜日、急にペソの価格が落ち1ドル566ペソに。2009年6月以来の数字。チリペソが急に弱くなる理由なんて見当たりませんが?
2月の新車の販売数は前年対比8%落ちました。昨年の数字が良すぎたのではと言われます。
2) パスクワ・ラマ鉱山の自然汚染問題
パスクワ・ラマは金銀の鉱山ですが、同地区のディアギータ族(南部のマプチェのようなインディヘナ)からワスコ川を含む自然破壊を起こしていると訴えられました。環境保全局は汚染があると認め、2013年に1640万ドルの罰金を科しました。しかしそれがさらに裁判所で調べられ、環境保全局の認定は過ちがあるとして罰金額は一挙に1億3千万ドルになりました。さぁどうなるのかな?罰金払って操業開始にもっていくか、もうここで今までの投資をあきらめるか?
3) ガソリン価格
また今週もチリのガソリン価格が上がりました。毎週毎週上がっていますね。原油価格は上がっていませんが。