(経済)

1) 大蔵大臣の失敗
なんとテレビカメラの前で社会党共産党のおかげでチリ経済にかげりが出てきたと発言。彼によると左翼の影響で、外国からの投資が減少し、活気が失われる兆候が出ている由。左翼の動きを政府への嫌がらせと批判したわけ。     しかしまだ政権を握っている側が野党の蔭におびえるとは、最悪と違いますか?                    外遊中だったピニェラは大蔵大臣の発言に同意するとコメントしています。
2)物価上昇率
5月の物価上昇率はゼロでした。過去12ヶ月の数字は0.9%で2009年以降最低の数字。今年の通年では2%が予想されています。
チリの借金は、例えば不動産購入など、UF指数で計算されますが、それは物価上昇率に関連しているので、5月の支払い金額と6月のそれは同じになり、上昇はありません。借金のある人はほっと一息。

3)ペソ安
日本が円高になっていますね。チリは逆にペソ安が続いています。日本の場合、1ドル80円だったのが100円まで一直線に円安。それが再び、円高に。素人の私には意味がわかりません。日本と同じようにチリでもドルの価値が上がっています。アメリカ経済の内容が充実しているならともかく・・・。
チリの命綱、銅の国際価格は3.3ドルと立派なもの。それならペソの価値が下がる必然性がありません。