(経済)

1) 鉱工業指数
5月の指数は工業が4.7%、鉱業が6.9%、平均で4.9%と2012年以来の高い数字になりました。大蔵大臣は嬉しいニュースだが一喜一憂するわけにはいかないとコメント。ピニェラは景気回復から失業率の低下に結びついてほしいと願望をコメントしています。
2) 銅価格と為替
銅価格はポンド当たり2.87ドルと昨年10月以降最低のレベルに落ちました。最大輸入国の中国が厳しい状況にたたされ ているからとか。チリ政府はそれを今年度の経済成長に影響する大事とし懸念を表明。大蔵省も歳入減少を恐れている様子。もうすぐ来年度予算に手をかけるところですから。
もっとも昨年に予想した2018年の銅価は2.77ドルでしたから、それよりはかなり高めですが、3ドル以上の価格に馴染んだので、3ドルを割ると大騒ぎなのですね。                         為替はそれにつれて657ペソまで落ちました。アルゼンチン・ブラジルの通貨はチリペソより落ちています。
3) 物価指数IPC
6月の物価上昇指数は0.1%と予想よりやや低い数字。過去12か月では2.5%です。
4) グロバリゼーション
権威ある機関の2018年の発表ではグロバリゼーションの特典を最も受給しているのはスイス、次いで日本でした。チリは26位、ラテンアメリカのトップ。笑ってしまうのはチリの上の25位にアメリカ。だからトランプが怒るわけですね。