(経済)

1) ペソの下落
今週、1ドルが500ペソまで上昇。過去11ヶ月で最高の数字。逆に言うとペソの下落ですね。460ペソあたりからここまで大幅に下げています。このため、チリの経済は後退期に入った、中銀は金利を見直す必要があるなどとコメントが出ています。ペソの下落で輸入品の価格が上昇。特にガソリンの値上げが目立っています。今年に入って4月の数字は小売業が11.2%、工業が3.4%、鉱業は逆に0.7%のマイナスでしたが、総合ではまずまず。また第1四半期の企業の収益は前年対比7%のアップと立派なもの。稼ぎのトップはエスコンディダ、2位はコデルコと銅鉱山の会社が上位でした。
2) チリの経済事情
2012年のチリの財政収支は黒字でした。対GDP比の世界ランキングでチリは32位。なかなかの実力ですね。大幅赤字のアメリカは世界176位。日本はさらにひどくて178位。いつまでそんな状態が続くのかな?
3) 失業率
2−4月の失業率は6.4%と、その前の数字より0・1%下が りました。まだチリに大きな経済停滞は見えませんね。