(経済)

1) IMFのラガルト専務理事が国際会議に参加のためチリを訪問。
彼女はチリを評価して、「チリは来年に向けて現況を改善しようとする努力を見せており、経済成長率は予想に近い数字になるだろう、ただ階級差として上下の差が大きくこの是正が必要」としています。また高い失業率(8%まで上がる可能性がある)と低い消費意欲も問題になりそうです。
大蔵省はチリ国債をドルとユーロの合計で約21億ドルと過去最高額を売り出しました。主にコデルコの資金として使用されるらしい。そんなに借金増やして大丈夫かな?
ほかの機関の数字ですが、2015年の南米諸国の経済成長率の予想はボリビア、ペルーは5%以上、コロンビア、パラグアイが4%以上、チリは下から4番目の3%。(政府の予想の3.6%はほかの機関は信用していないみたい)それよりアカンのはアルゼンチン、ブラジル、ベネスエラの由。
2) 銅価格は3ドルを割ったまま。このためチリペソも600ペソを割り低迷。614ペソまで落ち込みました。
もうすぐ夏休みですが、このペソ安で海外への旅は昨年より2割は高くなります。
しかし日本の円安も異常に思えます。このまま円安が続くと輸入品価格の上昇からインフレになり、それが国債の利払い上昇につながると日本経済に大きな打撃になりそう。しかし選挙の争点にはなっていません。
11月のチリ物価上昇率はゼロでした。税金が上がったタバコなどの価格が上昇したものの、ガソリン価格の減少が響いて、プラスマイナスゼロになったらしい。今年度では5.0%、過去12か月では5.5%の上昇になっています。