１） マプチェ問題
もちろん、これは年内中、続きそうですね。昨年、マプチェ関連の裁判沙汰は前年対比77％アップとか。
今週は警官の罷免騒ぎ。5年ほど前、農地を不法占拠したマプチェを警察が追い出そうとして争いになり、その時に警官の発表した弾丸がマプチェに当たり死亡。その警官は2010年に軍事法廷で3年の間、官憲の監督下に置かれるとする判決が出ましたが、そのまま警官として職務を継続していました、ところが最近のマプチェとの争いが激化する中でマプチェ側の要求として、マプチェの暴力を政府が案ずるなら警察の暴力も正すべきだとされ、政府はそれを受け入れて警察側に該当警官の罷免を依頼したもの。その警官は「私はマプチェを虐殺するのを任務にしていないが、他人の農地に不法に侵入し退去命令に従わない彼らと対決するのは仕方のないこと。上司から必要なら銃の使用を認めるとなっていた」とコメントしています。
マプチェ側は自分たちの総会で、チリからの独立を目標に掲げていますが、可能性は少ないでしょうね。
２） 高温が継続
普通、チリ南部は夏でも涼しいのですが、今年はかなり南部まで高温が浸透し、テムコは数年ぶりに36度を記録したとか。
３） バスの事故
今週、バスが転倒し死者を出しました。問題はそのバス会社はほかの会社より事故率が高いことと、また事故を起こしたのは2階建てバスで、安定性に問題のある2階建てバスは通常のバスよりはるかに高い事故率を記録しています。つまりそのバス会社の2階建てバスは一層危ないわけですね。
４） 命名
昨年生まれた子どもに付けられた名前で一番多かったのは男ではアグスチン、女はソフィアでした。変わった名前としてあげられた中にゴハンとワサビがありましたが、アニメか日本食の影響でしょうか？
５） 観光客
昨年の外国観光客は前年対比13％アップし3.5百万になりました。過去最高の数字とか。南米からの客が70％で圧倒的。アルゼンチン40％、ブラジル11％など。日本からはあまり来ませんね、やっぱり遠いから。
