(一般)

1) マプチェ問題
マプチェの青年が警察の銃弾で死亡した事件から5年たった後、その発砲警官が先週罷免されました。彼が、顔を隠してテレビのニュースに出演しコメントしました。今まで報道されていた「マプチェの青年は背中を撃たれて死亡」ではないことが分かりました。その元警官の話では「マプチェの人間が40名ほど農家に放火を図るため土地に侵入して来たとき、守りの警官はわずかに2名。一部のマプチェは銃も所持していたようで、自衛のために銃撃戦になった」とし、マプチェを射殺するが目的ではなかったが最終的にこの悲しい結果になった由。
何故今までマスコミが全く事実と逆のことを報道しこのニュースを流さなかったのか分かりませんが、元警官はその時の検視書にも「死因は正面からの銃弾」と書かれていると言うので、虚偽の声明とは思えません。
つまり理由なく射殺されたとするマプチェの青年は先月、農家に放火しオーナー夫妻を焼き殺したグループと同じことをやっていたのかもしれません。
その元警官は政府の圧力で警察軍は自分を不正に解雇したとし、警察軍に再雇用するよう請求する裁判を起すらしい。
2) サンティアゴの断水問題
月曜日、サンティアゴ郊外のカホン・デル・マイポで土砂崩れがあり、その地区で給水しているアンディーナ水道が給水所を閉めました。このため広範囲のサンティアゴで水が出なくなりました。影響したのは2百万人と言われています。
政府も首都圏も同社にクレームしているが、天変地異ですからと大して気にもしていない。しかし、ほんの少しの雨で土砂崩れが起こり、汚れた水が入らないよう給水所を閉め、配水ができなくなるというのは大きな欠陥がありますね。大地震の後に水が出ないというのは理解できても。
3) 爆弾騒ぎ
先日、爆弾犯として逮捕された人間が全員、無罪になった大問題がありましたが、その以後にサンティアゴで既に6件、2005年からでは168回目の爆弾が爆発しています。爆弾犯がいるのはわかっているのに、逮捕されない、逮捕されても釈放されるのは何故でしょうか。