(一般)

1) 殺人事件
コロコロの熱狂的なファンは徒党を組んでいますが、そのグループの間は敵になり、殺し合いも起こります。それと仇敵チリ大学ファンの間でも同じようです。
最近コロコロのあるグループのリーダーが殺され、その対抗グループのメンバーが逮捕されました。しかし裁判所はその犯人を刑務所に送らず自宅据え置き処分にしました。
これに対し、ピニェラは裁判所が正しい処置を取れないのは国会が制定した法律が現行の社会に適応していないからだとし、国会に犯罪者取り扱いの法案を改定したいとしました。再度、政府対司法の争いですね。 
その犯人は殺人を自白していますが、裁判所の見方では警察が彼を保留したとき、身元確認のため警察署に連行していますが、身分証明書カルネを持っていた彼を身元確認するため連行したとするのは違法、他の理由があったとしています。警察に連行したのはもちろん白状させるためですよね。

2) 選挙運動
テレビのニュースにでましたが、チリで候補者の選挙運動をするのは命がけですね。夜になると相手側の宣伝ポスターを破りに道路を徘徊、それも手にピストルを持って。相手ポスターの上に自陣の宣伝をするとか、相手側の選挙カーに襲い掛かるとか。襲っているほうの候補者にそのビデオを見せると自分はこんなことをやるよう指示したことはないとキッパリ。そういわないと彼が留置所入りですよね。

3) カトリックの醜態
先月の愛国週間の記念ミサでチリのカトリック教会のトップたる大司教がチリにはびこる不信病について説教しました。その中でカトリック神父の不敬罪(年少児への性的いたづら)により市民から厳しい目で見られていると自己批判
にもかかわらず、今週、イキケとコピアポで同じような事件が明らかになりました。もういったい何時までこの種の不祥事が継続するのか分かりません。学生デモのように信者がデモをして、教会が反省しないのならミサに参加しない、献金をしないと大声で叫んではどうですか?
もっとも本家のバチカンでも不祥事が明らかになりましたからね。カトリックのは値打ちは下落の一方。