(一般)

1) 落盤事故のその後
当然でしょうが、33名の人生は、地下深くに潜んでいたときは全く同じ境遇だったのに救い出されてから、大きく異なっていきます。
既にチリから出ているのは、ボリビア人の労働者は自国に戻り、大統領官邸を訪問し、そこで仕事の乙波をもらったようです。他の出国組みは欧州へ旅立ち、スペインでテレビの番組に出ました。
生き埋め者の中の元プロ・サッカー選手は今週から開催のチリ自動車ショーでオートバイを一台プレゼントされました。またニューヨークマラソンに招待されているぺニャは日曜日、10K レースに参加しました。
しかし精神不安定になっているのにパーティが続き、アルコール中毒のようになっている作業員も出始めているとか。上手く行く人と上手く行かない人はどこでもあるもので、紙一重かもしれませんが、最後には大きな差が出てきます。何でも2月の大地震で大きな被害の出た8州に住んでいて津波で死にそうになった被害者がそこを出て、3州に移住し、鉱山で働き始めたらこの事故にあったと言う人がいるらしい。彼は運が強いと言うのが運が悪いと言うのか、どちらでしょうね。
作業員救出で有名になったフェニックス2と呼ばれるカプセルがサンティアゴに運び込まれ大統領宮殿の前で展示されています。しかし良く丸い穴を掘ってその中にカプセルを落とし、そこに労働者を入れてまた引き上げる・・・アイデアでは簡単でもそれを上手く実行するのは大変な苦労があったでしょうね。もう一つのフェニックス1は上海の万国博覧会に展示中です。
救出された作業員たちは、自分たちの将来について再度、マインに戻る、建設業につく、運送会社に入る、商業に従事するなどを考えている由。
その前25日(月)にモネダ宮殿を訪問し、大統領から建国200年記念のメダルを授与してもらわなければなりません。コピアポに残っていた大多数の労働者は日曜日の午後、飛行機でサンティアゴ入り。初めて飛行機に乗った人もいたそうです。

2) 宝くじ
とうとう当たりくじが出ました。1等の賞金は数字の当たった二人の間で分けられましたが、何と一人約30億ペソでした。日本円では5億円です。二人ともまだ賞金の引取りをしていないようです。代理人を立てなければ、有名になりすぎて賞金を受け取った翌日から眠る暇もないほどになるでしょうね???