(経済)

1) 最低賃金
現在のチリの最低賃金は159000ペソですが、これをCUT(労働組合)は18万ペソにあげさせようとしています。最近は物価上昇率がマイナスのため、物価が上がるから賃金も上げなければならないとする議論は通用しません。私の働いている会社では物価上昇率は必ずカバーする仕組みがありますが、今回は賃上げはなしでした(賃下げはありません)

2) チリの株式市場は今年に入って順調に進み、とうとう今週末に、07年末以来の高 い数字を出しました。昨年後半の大きな落ち込みを取り戻したというわけです。今年になってからの上昇率は37%です。日本の日経は14%、ダウジョーンズは0.3%の上昇です。アカンなアメリカ。
3) オイルの価格上昇もあって、チリのガソリン、灯油の価格は日増しに上昇し、新記録を記録するほどになっています。チリの場合、原油の国際価格、為替の連動のほかに、政府のオイルにかかる税金を換えている為、複雑な上下行を行います。
銅の価格は順調に戻ってきていますから、コデルコの09年利益予想も当初の6億ドルから15億ドルまで上がりそうです。とはいえ、06年には92億ドルを記録していますから、まだまだですが。