(経済)

1) GDPに占める税収入の比率
OECD各国の比較ですが、デンマークは46%で首位、次いでベルギー、フィンランド。チリは何と20%で下から2番目。 チリの税金システムは国庫にとって有利にできていないのですね。日本は31%と下の方に位置しています。
2) 株式市場
チリの株式市場は今年大きく伸び新記録を出しましたが、先週の選挙の後、逆に大幅な下げを記録。この1週間で7%の下落です。ピニェラが楽勝と言うストーリーから外れたことが株式市場にこれだけ大きく影響するわけですね。不思議な気がします。
JPモーガンもこれはチリの経済回復基調に影響しかねないとコメント。まるでピニェラ勝利をお祈りしているようです。
3) SQMソキミチ鉱山会社は政治家との不正資金問題でいつも裁判になっていますが、今年の1−9月の営業利益が前年対比61%アップの絶好調。その理由は採掘されたリチウムの量・価格が大幅アップしたからとか。運ですね。
コデルコ銅公社もリチウム採鉱のため中国企業と連帯するような動きがあります。
4) 外国からの投資
今年の7−9月の外国からの投資は22億ドルで前年対比51%ダウンと急激に落ち込んでいます。