(経済)

1) 銅産業のチリに与える影響
銅価格の低下とコストの上昇から銅産業の経営が苦しくなりそれが国家の税収入に悪影響を与えています。生産コストは2005年にはポンドあたり0.93ドルだったのが2012年には2.27ドルと大幅上昇しています。                    
2007年に銅価格がポンドあたり3.23ドルを記録した時、国庫収入は141億ドルの最高を記録。2013年は価格は3.32ドルと悪くはなかったのにコストの上昇で国庫収入は58億ドルと大幅後退。
国営銅公社コデルコは2013年179万トンの銅生産を記録しその収入は30億ドルでした。これは前年対比3%のマイナス。
この傾向は2014年も継続と見られています。
でもこの金曜日、銅の価格はポンドあたり3.02ドルを記録。3ドルの壁を何とか超えました。良かったね。
もちろん、コストの上昇は避けられないのに銅価格が低下すれば、2014年の国庫収入はさらに悪化するのは自明ですね。
2) ガソリン価格の下落
8週間続いて値上がりしていたガソリン価格が今週久しぶりに下がりました。しかし先週と比べて原油価格は101.7ドルと高くなったのですが?
対ドル為替は銅の価格が良くなったので1ドル550ペソと落ち着いてきました。
 2)健康保険会社の収益
2013年の健康保険会社の収益は前年対比、53%の減収となりました。800億ペソだったのが380億ペソに落ちた由。ピニェラ時代には最高益を上げていたが、これからはそうはいかないとの声もあります。保険会社が収益を上げるというのは保険会社が好きなように保険が適応する範囲を縮めるとかして、病人を苛めていたからでしょうか。
私も毎月、10万ペソほど払わされていますが、昨年は入院したので、払った金の大半は取り戻しました??