経済

1)OECDの発表で、加盟国の中でチリは貧富の差が最もひどい国になっています。しかし貧困層の(2007年から2014年までの)給料が一番上がったのはチリ(20%)、高給層の場合も同じ(12%)でチリは格差はひどいけど、全体に給与が上がっています。
OECD平均ではどちらもマイナスで1.8%、2.4%です。世界の先進国の給与は何と下がっていく方向なのですね。 
日本は貧富の差はチリほどではないが、平均よりひどいです。でも賃上げは何とか黒字で夫々ほんの少しですが1.5%、2.7%アップでした。
2)銅価格 
2週間前に急上昇、先週急降下、今週また上昇です。ポンド当たり2.6ドルです。トランプ効果とか中国の景気持ち直しなんか誰が信じるの? 為替は1ドル678ペソで変わりません。
コデルコはこの第3四半期にやっと黒字、今までの赤字を少なくしました。銅法案として軍隊に売り上げの一部を取られるのが痛いとしています。
ところで、この法案の実施内容は秘密になっていましたが、今週の下院でオープンすることが可決されたので、早かれ遅かれ今までの秘密が暴露されます。
銅の動きはそこそこですが、リチウムの方は光っています。最大の生産業者SQM(ソキミチ)は昨年3億4千万ドルの売り上げ。これは前年対比111%アップです。生産量も価格も上がっています。すごいな。今年はどうかな?