(経済)

1) チリ経済の実態
最近のチリ経済の様子は「実態は落ちついているが、この先は苦しい」でしょうね。
失業率は全国すべての州で7%以下になり、平均では5.7%。世界中で不景気が溢れているのにこの数字は実に素晴らしいものです。その中で首都圏は5.4%。商業と建設業がこの元気な就職数の中心になっています。
今年のチリの家屋価格は昨年対比10%の上昇となっていますが(9月までの数字)、首都圏ではこれが16%までアップします。これは金持ち向けの高級住宅の売れ行きがよいからです。ちなみに首都圏の家屋の平均価格は8600万ペソでした。(1700万円くらい)ただし販売中の物件数は前年対比9.5%の減少で、建設にブレーキがかかっていることを示しています。チリ経済の見通しを建設業界はちゃんと先読みしているわけですね。
今週の連休だけでなくチリの交通はますます盛んになっているますが、サンティアゴの飛行場はカウンター増設を今月中に開始し、年内に30%アップにする由。2001年にその飛行場を利用したのは9百万人でしたが、今年の予想は1400万人ですからね。大幅増です。