(経済)

1) チリの経済はかなり順調に動いています。しかしいつもの通り、チリのよう な小国は欧米や中国の影響を直接に受けるので安定した成長はまだ先のことです。と言いながら1―3月の数字ではサンティアゴ証券市場に上場の会社の67%が利益を計上し、世界経済危機、それに先の大地震の痛手を乗り越えたことが証明されました。さらに小売業の好調も目を引きます。4月は前年対比22%のアップです。マンションの販売でも同じく4月の売り上げは首都圏で36%アップですから。街のあちこちでビルの建設が進んでいるのも無理のないところ。私のアパートの前にも大きなビルが建ちそうです。駐車場の建設などで地面に大きな穴が掘られています。10階建てのビルが2棟たつそうです。

2) とは言え、チリ株式市場の上下落ははげしく、厚生年金の一番危険の大きいAランクはこの5月に7%下落し、今年1年間で勝ち取った収穫をすべて失いました。この先、もっと落ちるでしょうね。私の厚生年金どうなるかな?近い将来を見限っている私としては早くフィックスして、仕事の給料のほかに厚生年金を受け取るダブルインカム年金者になりたいのですが。

3) 銅の価格がまた3ドルを越えましたね。おめでとうございます。チリもこれで一安心。しかしこの感じは日本の人には分からないでしょうね。

4) 国庫の税収入が減少
毎年、会社は前年の収入を告知して納税する義務がありますが、世界経済危機を受けて2009年の納税額は前年対比18 % でした。苦しい状況ですね。

5) 国営銀行のジェネラル・マネージャーにパブロ・ピニェラが任命されました。彼は大統領の兄弟です。実力さえあればいいのかな?それとも七光り?