(一般)

1) 生活度ランク
世界で一番生活度の高い街は、最近いつも同じですね、ウィーンです。既に2度訪問しましたが、また来年行くつもりです。世界のベスト10に入っている街はほとんど訪問済みです。さて南米ではトップはブエノス・アイレス、ついでモンテヴィデオ、3位にサンティアゴが来ます。これはどうしてもサンティアゴにトップになってもらいたいですね。

2) 捕まえても捕まえても
まるでグルグル回る回転ドアのようだといわれますが、警察が泥棒などの犯人を捕まえると何と67%の犯人は再犯で、さらにひどいのは、その内の30%は何と5回以上逮捕歴があるらしい。しかしチリの裁判所って、法律を守っているのかな?もしそうだったら、国会って何をしているのかな?
前政権でこの問題は深刻でしたが政権が変わっても裁判所は全く替わらないということでしょうか?

3) 禁煙と喫煙
チリでは法律でレストランやパブは喫煙か禁煙のいずれかを選択する必要があり、もし両方を選べは、禁煙室(禁煙部分)を設置する義務があります。今週のチリ大学の発表では、レストランの禁煙部分は全く禁煙になっているところと比較すれば3倍のニコチンが見つかっているらしい。つまり禁煙と喫煙部分の分離はほとんど役に立たないことが立証されたとしています。これに対し、レストランやパブの同業者連合は政府の指示で分離部門を設置し、法律を遵守しているのに、それが役に立っていないとは笑止千万と冷たい眼差し。まぁ両方とも正しいでしょうね。

4) 大地震から3ヶ月が経過しましたが、最近、小さな地震が続いています。サンティアゴでも今週、何回も感じられました。これって余震と言うのでしょうか、それとも先の大地震とは無関係なものでしょうか?

5) バルパライソのエレベーター
世界遺産になったバルパライソの名物の一つに丘に登るためのエレベーターがありますが、メンテに費用がかかることから、オーナーが破棄するケースが多く、何と20あるうち、現在も正常に運行されているのはたったの8です。おばあさんが「あれが止まってから、100以上の階段を上り降りすることになったけど足が痛くて最近は下の町まで買い物にもいけません。お金が高いのでタクシーには乗れないし、誰にクレームすればよいのか教えてほしいわ」とテレビ局のカメラに向って悲しんでいました。

6) サッカーの世界大会まであと2週間になりましたが、本大会に出場するチリでこの話題は異常なほどです。とにかくワールドカップ関連の商品が街を埋め尽くしている(大げさかな)ほどで、服や下着はもちろん絆創膏や家具、食器とチリがんばれの文言を入れればよく売れるらしい。何でも犬や猫に着せる服にまでチリのナショナルチームのユニフォームになっています。   借金をしてまで南アまで行くファン、その夫を見限る妻と家庭内でもワールドカップの話題で持ちきりらしい???何しろ4千人のチリ人が南アのサッカー場に入るらしい。3千人がチリから残りの千人は他の国に住むチリ人とか。

7) 文化の日
30日の日曜日、チリ文化の日として各地で文化財とされる建物が一般市民に開放されました。サンティアゴでは100年前のような服装の男女が、数十年前の古い自動車に乗ってデモをしました。

8) 出生率の上昇
5年連続でチリの出生率が上昇しました。それまで毎年、低下していたのですからチリ人の考え方が変わったことは明白です。チリの将来、自分たちの未来に大きな希望を見つけられなかった時期が終わり、これからのチリはすばらしいと思い出したのですね。人口の増加を無闇に喜ぶ気はないのですがチリは確かに他の国より恵まれているのも確かですね。私もこのチリに住み続けるでしょうから、それを願いますが。