(経済)

1) 貧富の差は縮小
珍しいですね、世界中で貧富の差が拡大しているのにチリは2009年に46倍あった差が、昨年は36倍に縮小されました。この数字はもっとも貧困な10%の層が獲得する金額と、逆にもっとも富裕な10%の得る収入との比較。これは失業率の低下と政府の貧困層への援助(ボーナスですね)が影響しているらしい。
首都圏の失業率は7.2%に下がり順調です。また今年4―6月の家屋の販売は前年対比なんと35%も上昇し、最高を記録。欧州危機はまだチリに来ていませんね。

2) 経済破綻
スペインのあちこちの州で経済破綻危機が起こっていますが、アメリカのほうは実際に破産した市町村が出ています。実力以上に給料や年金を払いすぎたのがその理由といわれますが、欧州の危機が一段落すれば、次はさらに厳しい米国の財政破綻問題が待っているのでしょうね。
大人一人当たりの財産ですが、昨年の数字では、世界1位は豪州で40万ドル、日本は14万ドルで3位でした。アメリカはなんと17位の5万ドル。アメリカってそんなに貧しい国だったのですね。もっとも日本の世界3位も円高のおかげで、これが1ドル120円にでもなれば大きく順位を下げるでしょう。
アルゼンチンのコルドバ州のある町では給料日にくじ引きをするらしい。で、当たれば給料をもらい、当たらなければ給料は無いとか。これちゃんとニュースにでましたよ。市長によると職員を解雇したくないが金庫の中には全員に払う金も残っていないとか。他国の例を見ながらチリも日本も勉強する必要がありますね。