(一般)

1) 殺人事件
メキシコやべネスエラに比較すればチリは安定して平穏な日常生活ですが、犯罪の増加は隠せません。今週、チリの最大の話題はバスの中の殺人事件でした。青年がバスの中で対立グループのメンバーに脅しをかけ、先方がひるまなかったので、銃をだして発砲。相手を射殺するだけでなく、その身体を貫通した銃弾が後ろの席に座っていた父親の腕の中にいた5歳の子どもに。両名とも病院に着く前に死亡。その犯人は逃亡しましたが、PDIに逮捕され法廷に出されました。  しかし公共のバスの中で堂々と銃砲による殺人事件が起こるようでは、チリの治安は地に落ちました。これから飛行機に乗るようにバスに乗る前に検査されるのかな?

2) 移民者
最近のチリへの移住者は多い順にペルー、コロンビア、中国とか。ペルーは理解できますが、中国からそんなに移民が入っているなんて。2010年で5200人とか。日本大使館の話では現在、在留届けを出している日本人は1200人ほど。届けを出していない人はこの2倍ほどでしょうか?
しかし10年ほど前にわずか1000人だった中国人が、昨今チリに進出しているのは目立ちますね。

3) 旅行者による国のイメージ
ラテンアメリカで社会・経済のランキングが発表されると通常チリが首位に来ますが、観光ではチリは遅れを取っているのが今まででした。それが近年順位が上がってきて、今年は世界の34位。ワインや温泉、冒険旅行、都市と田園など、各部門で外人観光客の評価を得ているらしい。ラテンアメリカではコスタ・リカ、ブラジル、アルゼンチンがチリの前を行きます。
さてプジェウエ火山の噴火はもう数ヶ月続いていますが、ランコ湖(その周辺のフツロノ町)や国境を越えたアルゼンチン側に大きな影響が出ているようですね。