(一般)

1) 南部11州のコジャイケの女性暴行事件
今週、一番話題になったのがこれでした。男が妻を殴り倒し半死の重症にしただけでなく、二つの目を襲い、失明させました。被害者は飛行機でサンティアゴに運ばれ救急病院に入っていますが、命に別状はない模様。
あまりの惨劇にバチェレットは女性省の大臣を連れて、その病院を訪問し、被害者を見舞いました。もちろん彼女はまだ自分がどこにいるかも分かっていなようです。犯人として夫が逮捕されました。二人の間には二人の子供がいるとか。
チリではカップルの間の暴力事件が絶えませんが、それでも最近の数字で10万人当たりの殺人事件の数はラテンアメリカで最悪がホンヂュラスの84人、2番目がベネスエラの54人。下から2番目に少ないのはペルーとアルゼンチンの7人。断トツに少ないのがチリの3人でした。
しかし21日の大統領教書の発表があった国会議事堂を持つバルパライソで労働者・学生がデモをし、その最後に覆面部隊が商店の略奪を行い大混乱。デモ隊と警察の衝突が激しくなると、彼らは火炎爆弾をビルに投げ込み、火災が発生。中にいた地方公務員が一人死亡しました。毎年同じような事件が起こるのに、何故警察がそれを阻止できないのか、政府の無策が悲しいですね。
それから、これと関係ないですが、ラテンアメリカ諸国の国民の平均寿命が発表され、チリは男女平均で80歳を超え、首位に立っています。日本よりは少し下ですが。これはチリ人の食生活・生活習慣が良くなってきたと言うより医療が進歩して、少しの病気やケガの人は救われるからでしょうね。
2) ライオンの射殺事件
サンティアゴの動物園でライオンが2頭、射殺されました。この事件は、一人の男がライオンの檻の中に入り、服を脱いで裸になったところ、ライオンが彼を襲い掛かったらしい。彼は動物園の関係者ではなく、自殺をするために檻に侵入。動物園側は麻酔弾の使用など試みてもうまく行かなかったため、彼の命を救うため止むを得ず銃の使用をしたとか。殺された2頭のライオンは不運でしたね。他に自殺のしかたはなかったのかな? 
彼が残した遺書(彼が書いたものか、第3者の書いたものか警察が調べています)によると彼は、旧約聖書にかぶれていて自分を神の使いとしています。神の教えでライオンを従わせることが出来ると思ったのかな?
3) サンティアゴの飛行場
飛行機の時間の正確さを図った数字で、サンティアゴは世界373空港の106番目に位置するとか。例えば出発が予定より15分以上遅れればそれは遅延とされるらしい。ラテンアメリカではパナマカンクンクリチバサンティアゴの上を行くらしい。パナマパナマペーパ―だけではないのですね。
サンティアゴ空港を利用した乗客数は昨年は1720万人で前年対比7.2%アップ。今年は第1四半期で前年より10%アップとか。立派なものです。