(経済)

1) チリの株式市場
今週もだめでした。落ちる一方ですね。4446ポイントまで落ちました。ちょっと前5000ポイントを越えていたのに。
アメリカはダウジョーンズもナスダックもアップしていますね。何でもアメリカ経済は堅調だと確認されたかららしい。ホンマかな?キャリフォルニアやその他の州が破産寸前なのは誰でも知っているし、失業率が依然として高いことも事実でしょう?
素人の私には頼みの銅価格が高値フィックスと近い将来の安定した経済が見こまれるチリが落ち込んで、アメリカが良くなるという市場の動きがわかりません。

2) 発電所計画
電気が足りないというのは最近注目される話題ですが、それを補うのは新しい発電所の建設が鍵です。
さてチリ北部はほとんど1年中、強い太陽が照っていますから、それを利用した太陽熱発電計画が進んでいます。それをサンティアゴなどの中央部に売れないか検討しているとか。また昨年、環境保全の面からピニェラが拒否権を発令した中部の火力発電所案が再度、提出され、今回は受理される可能性もあるとか。環境保全のグループは昨年拒否されたものが今年受理されるのはまったく受け入れられないと反発しています。12州のプンタ・アレナス近辺の石炭鉱山も開発許可が出ましたし、11州の水力発電所案も進展があります。産業開発と自然保護の戦いはチリでは厳しく継続中です。無責任に開発を許すのは後顧に憂いを残すし、かといって全部拒否すれば、ボリビアの例のように進歩がないことになってしまう。
 
3) 中銀が公定歩合を上昇
昨年、ほとんどゼロに近づいていた金利をチリ中銀は毎月のように上げています。
10ヶ月前に0.5%だった今月は3.5%。この先も物価上昇を抑えるため金利の上昇が見込まれ、12月には6.5%まで上昇する見込み。これは物価上昇を妨げるための一方法と説明されています。