(経済)

1) 株式市場
欧州危機が遠のいたと世界の市場が好影響とか。こんな解説は全然信用できませんね。チリの株式市場も金曜日1.5%の上昇。通年では5.3%アップになります。
銅の価格は少し上がって3.4ドルです。チリのペソが強くなり、今週は13ペソも切りあがり1ドル501ペソで締めました。
原油の値段も下がっています。このためチリのガソリン価格も毎週のように下がっています。6月のそれは過去4年間で最大の下げでした。もっとも現在はまだ700ペソ台ですが、2008年末は400ペソ台まで落ちていました。このため6月も物価上昇率は0%と見込まれています。
しかし不思議ですね、何故原油価格が下がっていくのか?

2) エネルギー問題
環境保全委員会が第3州のプンタ・アルカルデ火力発電所の申請を再度認めませんでした。その近くで建設準備中の4つの発電プロジェクトも全く見通しが立っていません。
大手鉱山会社の集まりで政府の無策を批判する声が毎月大きくなっています。チリから外国資本がこの理由で撤退を始めたら大変なことになりますね。もっとも鉱山だけではなく、一般市民の生活にも影響が出ますけれど。