(経済)

1) チリ経済の見通し
銅の価格が今週3.4%上がり、2.5ドルの危ない橋を渡って元に戻ってきたようです。もちろんチリのペソも少し強くなり1ドル627ペソでした。3ドルに向かってこの傾向が続くかな?
ラテンアメリカ諸国の中で中国との貿易が占める割合が一番高いのはチリ、次いでベネスエラとか。つまり中国がこけるとチリも躓くわけですね。中国の1月の輸出入は両方とも前年対比で下がり、厳しい状況です。
銅と同じく原油価格が上昇し、チリのガソリン価格も5ペソほど上がるとか。
エネルギー問題は継続です。チリの現況ですが、水力発電所のダムを自然破壊として拒否し、火力発電所を大気汚染で拒否していますが、どうして原子力発電をしないのかと言う報告書が出ています。第1次バチェレット政権の時も原子力発電のテストをする話が合ったらしい。アメリカに100、フランスに58、日本に48の原子力発電所があるとか。
フクシマの事故が記事になりますが、ある報告書では、「日本の国会報告によるとこの事故の後、人災、自惚れ、取扱いエラー、文化の問題があった」とか。つまりフクシマの事故は扱いを間違わなければあれほどひどい事故にはならなかったのでしょうか。しかし私の眼にはフクシマの事故はまだ終焉に至っていないと思います。同じ地震国のチリに原発が来ないよう願います。
2) ワイン
チリはワインで有名ですが、昨年15億ドルの輸出が記録されていますが、それは前年対比5%のアップ。フランス、イタリア、スペインに次いで輸出国の第4位になっています。アメリカ、欧州連合、イギリス、日本が主な輸出先とか。