(政治)

1) バチェレット問題
彼女は休暇中でマスコミには出ませんが、彼女に抗議するグループがボートに乗ってなんと250人も湖の奥の彼女の別荘に押し掛けました。グループの中に野党の議員もいたらしい。ちょっと理解しがたい行動ですね。ところで彼女は今年の中ごろにイタリアを訪問し、バチカンでフランシスコ法王と面談する由。ボリビアが例の訴訟問題でローマ法王の助けを借りたいと言っているので先手を打つつもりなのでしょうね。
彼女の人気は少し回復し今週の世論調査で支持44%、拒否49%でした。
その世論調査で野党の右翼側グループを支援するという層がわずか11%と過去最低になり、拒否するが78%と最高。もうUDIなんか党崩壊寸前ですね。この風潮の基礎になったのが、ペンタ銀行からの選挙資金援助ですが、その件はまだ発展しそうで、今までに名前の出た人間のほかにも取り調べを受けさせられる人がいるみたい。
そこで右翼側は反撃する必要がありますが、出てきたのはバチェレットの息子とその嫁の問題。私は先日、小さなペンタ銀行が政治に口を挟んでいるなら、もっと大きい銀行も実施しているはずと書きましたが、ぴったり当たって今週の問題銀行はチリ銀行でした。なんでもバチェレットが大統領になると決まった翌日、息子の嫁に億ペソの融資を実行。それで南部の土地を買い、その荒れ果てたような農地が、急に土地使用用途の変更があり、それで高い値段で売れるようになったといわれています。なんだか銀行だけでなく、その地区の役所も絡んでいるみたい。野党側はさしあたって問題を明確にしてもらいたいと要請。さらに息子の財産を明白にしてほしいと要求しましたが、政府側は拒否の姿勢。どうなるでしょう。その息子は現在政府関係の機関に働いているようなので、問題になっている事件は致命的なことになるはずですが、野党もしっかり攻め切れるかな?
彼は母親とそっくりな体格で、テレビカメラに向かうと作り笑いで答えるのも同じ。耳にはやりのイヤリングをしています。あと何年かすればこんな男が国会を目指すことになるのかな。それからバチェレットは各地に別荘を持っていますが、彼女の今までの給料だけでそんな贅沢ができるかな?
与党の中の一つPPDの党首は南部で車を運転していて事故を起こし、警官を轢き殺しました。有罪になれば、国会議員、党首などの職に影響が出るでしょうね。