1) S&Pの評価でチリのランクが1つ下がりました。AAだったのがAAマイナスです。
2) 銅の価格
チリの経済を支える命綱は銅ですが、それではいけない、もっと多極化する必要があると長い間言われながら改革があまり進んでいません。
2010年はチリの輸出額の58%、それが2016年は46%に落ちています。多極化が進んでいますねと言われそうですが、201年はポンド当たりの価格が3.4ドル、昨年は2.2ドルに落ちたのでそう見えるわけです。
しかし今年の予想は最低でポンド当たり2.4ドルに上昇とか。これが正しければ、チリの大手鉱山はすべて黒字になる由。今週は最近で一番上のポンドたり2.68ドルまで行きました。為替はペソが強くなり1ドル650ペソでした。
昨年の中国の輸出は前年対比7.7%の減少でした。毎年、20−30%も上昇していたのとは大きな違い。つまり景気後退は自明です。もし中国が銅の購入を減らせば・・・チリの夢は消えますね。