チリの風   その318   09年4月6日―12日

金曜日がイースターの祝日でお休み。3連休を利用して100万人が首都圏から郊外に出て行ったそうです。
私は金曜日、近くのプロビンシア山に登りました。しかし驚きました。午前中、サンティアゴの町が遠く下方に見えていたのに、午後になるとスモッグに覆われ、ほとんど何も見えません。しかしまだ4月ですよ、この調子なら7月、8月の冬季にはどうなるのかわかりません。ところが下界に降りてくると、そのスモッグがさほど目立たないのにも驚かされましたり。外から見ると大きな問題なのに、中にいるとそれがわからないって、他にもありそうですね。
土曜日、日曜日は来年の大会を目指して?マラソン練習をしました。体重も少しずつ元に戻ってきました。先週、レースの後は疲労困憊でしたが、ハーフだったので支障なく月曜日から仕事。これがフルを走っていたら、月曜日はお休みだったでしょう。でも練習量の少ない中銀総裁(彼はハーフ2時間を切っています)に負けたのが悔しい。(過ぎたことをくよくよするのがもっと情けないかな)
イースターの週末、いつものように土曜日のミサに参加しました。ロス・ドミニコスの教会前の広場に信者はろうそくをもって集まります。小さな焚き火から大きなろうそくに火が移り、それを信者の持つろうそくに移していくわけです。この野外でのミサはなかなか趣があります。神父が節をつけて説教するところではイスラム教のお祈りのメロディと似ているなと感じました。しかし宗教は人間を動かす力を持っていますね。