(一般)

1) 南米各国に軍事政権が広がった時代がありましたが、そのころ、コンドル作戦と称して、各国が協力して左翼狩りを行った計画があります。そのときイタリア人(イタリア系)の人間の殺戮に手を貸したとしてイタリア司法局は南米の民間人・軍人を約400名指名手配しています。その中にチリ人は23人です。
そのうちの一人でピノチェット時にテムコ検事をしていたポドレッチがこの度、旅行中マドリッド空港で逮捕されました。そこからイタリアに飛行機で護送され、裁判が開始されます。
あれから35年たっても、まだこうして軍事政権下の協力者に対する責任問題は解決しませんね。

2) 1ヶ月前に教育大臣にコップの水をかけた女子学生がいましたが、彼女を放校処分にしようとした学校に政府が格別の取り計らいをするように請求していました。今週その学校は最終的に放校処分を適応する(処分内容の変更はしない)ことを再確認しました。彼女の運命はこの先どうなるのかな?

3) 第1回チリ将棋大会がサンティアゴ図書館で開催されました。多くの若年層のファンが集まり、活況のある大会でしたが、既に存在する囲碁の後を追って将棋もチリに根付くのでしょうね。
この大会を実行した江越さんはチリに来て1年にもなりませんが、その実行力は抜群ですね。