(一般)

1) 3連休
流石に余裕が出ていましたね。先月の新車の販売が好調と同じでしょうが、観光地に観光客があふれています。
仕事で3連休の真ん中の日曜日、バルパライソに行きましたが、突堤のところは観光客でいっぱい、さらにケーブルカーの乗り口に長い列ができていました。ただし交通事故の数は例年より少なかったとか、良かったね。
2) 嫌われるチリ人 
南米大会予選で落ちたチリを各国のマスコミは惜しかったねと言う調子ではなく、ざまぁ見ろと言う報道をしています。各国に応援に行ったチリ人ファンの行動や、チリ代表チームの他チームを馬鹿にした仕草がこの結果を呼んだと言われます。
ここはおとなしくしてもう一度、下手に出て将来の夢を狙う必要がありますね。
これにやや関連しますが、チリ人が自分たちのことを考えると、チリ人は立派な国際社会人でないと思う人が58%もいます。チリ人の嫌味な性質を半分以上のチリ人が認めているわけです。正直ではない、お互いを尊重しない、公明でないが問題点として挙げられています。
汚職と言う言葉から42%は政治家・政府を考えるとか。バチェレットが自画自賛しても一般市民はそう思っていません。
3) ラ・レグアの犯罪組織
サンティアゴで最も麻薬組織の暗躍すると言う地区で銃撃戦がなんと72時間も続いたので警察の手が入りました。但し、それは事前に相手方に漏れていたようで、50件もの家に家宅捜査が入ったのに逮捕されたのはわずか8名。もっとも銃器・銃弾・麻薬は多く見つかりました。
私は「奇跡の更生」(上・中)を書きましたが、その舞台がこの町でした。そこに取材として入ったことがあります。その近くの交番に挨拶に行くと、「中に入らないようにと命令する権利はないが、危険な地区だから入らないことを薦めます」と言われました。
護衛の形で知り合いのチリ人に付き添ってもらい、中に入り、そこに住む人々の話を聞きました。タクシーはその地区の入り口までしか行かないとか。制服警官、パトカーも、投石されるので中に入らないらしい。
バチェレットも政権最後になってやっとここに手を入れたわけです。全く無法地帯のように銃弾が毎晩飛び交い、普通の人は落ち着て生活できないとニュースにでました。メキシコやコロンビアほどではないにしてもチリにもそんな地区があるわけです。
しかしそんな一部の地区の麻薬マフィアだけでなく首都圏のある区では区長・区会議員まで麻薬に汚れていると言う噂が出ています。