(一般)

1) 学生デモ
もう毎回同じなので目新しさはありませんが、今週もサンティアゴを始め各地でデモがありました。デモの最後はいつもと同じく覆面部隊と警察との衝突がありました。
その日、教育大臣シュミッツは休暇を取ってイタリアにいましたが、学生たちが、問題と面と向かわない教育大臣は存在価値がないから罷免しろと政府にクレーム。政府は同大臣を保護して、おかしな存在は授業のある日に勉強しない学生だと斬りかえしました。
封鎖になっている学校は冬休みにも授業をし、土曜日も授業、そして通常は12月に終わる学年が来年の1月まで続くとか。
2) 失業率
今週の発表では3−5月は6.4%と安定した数字でまだチリに諸外国の経済危機は来ていないかのようです。
しかし15歳から29歳までの青少年で学校にも仕事にもついていない人間の割合が発表されましたが、OECD加盟国の平均は15%の由。最悪はトルコで35%、スペインも24%とひどいですが、何とその次にチリ23%が来ます。日本は10%で良いほうの部類に入っています。
しかし経済的に落ち着いていると思われるチリが、落ち目のスペインとほぼ同じ率とは。悲しい事実。これが何故チリ国内で問題にならないのかな?
3) 雨の被害
サンティアゴは今週の雨で平年並みの雨量になりました。いつものように道路の冠水、住宅への浸水と悲しい状況は変わりません。政権が変わっても同じでしょうね。
ダムに水がかなりたまったので、水力発電に関しては喜ばしい状況のようです。