(一般)

1) 学生デモ
学生がまた道路に溢れました。警察発表では3万人、主催者側は10万人の参加者と言っています。
ピニェラは技術者養成学校などに援助を出し無償化を進めたいとし、来年度に約10%の学生が無償で勉強できるとか。 教育大臣は教育の質を高めるために学生がデモをするのは素晴らしいとコメント。
日曜日、今年初めての反年金のデモがありました。チリの年金システムは各自が貯めた金を民間の運営会社が運営して年金の基礎にするわけで、これで貰える年金では満足な生活が出来ないとクレームするデモ隊は、政府からの援助を期待しているわけですね。
2) カトリックのスキャンダル
先日、ローマ法王がチリを訪問したときの問題の続きですが、神父による青少年の性的暴行事件に関与したと見られるオソルノ司教に関し、今週、チリのカトリックのトップに当たるサンティアゴ大司教が私は裁判官ではないが神の声では彼は即時辞任すべきと思うとコメントしました。それならなぜそれを法王に言わなかったのと言いたいです。
カトリック教会は他の組織と同じく内部の問題を外に漏らさないようにして、包み隠す仕組みが続いているわけで、こうした不自然なコメントは最後になって隠しきれないときに出るわけです。これからもっとチリのカトリック教の信者が減少するでしょう。
3) 車両の走行規制
チリでは冬になると大気汚染問題から毎年、車両の通行制限が行われていますが、今年のサンティアゴは昨年とはシステムを替え、5月から毎日、10%の制限をすることになりました。条件は2011年以前の車が対象、通行制限地区はアメリコ・ベスプッシオ環状道路の中側(中心街)です。どうなるかな
4) 自転車利用                      
私の住んでいるラス・コンデス区は区役所が公共自転車を用意しています。つまりお金を払って会員になればそれを自由に利用できるわけです。他の区にもあります。                      今まで全く知りませんでしたが、チリは南米でコロンビアに次いで2番目の自転車使用国でした。一日の使用回数がコロンビアは61万回、チリは51万回、3位はメキシコで43万回。そうか、チリも結構自転車の使用が進んだのですね。