(一般)

1) 学業
チリの成人の45%は高校を卒業していないらしい。2011年の調査で20歳以上の国民の中で5.3百万人(45%)は高校教育を終えていないことが分かりました。50歳以上の場合は、これが56%まで上がります。ただ34歳以下の場合は21%。つまり若い方ほど良くなってきていますが、まだまだですね。
2) 路上生活者
冬季になり、路上で寝泊りするのは大きな問題があります。そこで体育館などを宿泊施設にして、少なくとも生命の維持を政府は保証していますが、それを嫌って路上で生活する人間の死者が増えています。今年は今まで9名が死亡。ほとんどは凍死、寒さによる心臓麻痺らしい。昨年は全国で28名が死亡、そのうち首都圏は15名だった由。
今週、プロビデンシア区で死亡した男性の娘が、「彼は結婚しているときは通常に働き・生活していたが、私のお母さんと離婚してから路上生活者になった。もう10年以上、外で寝泊りしており、一時、私も彼の側で生活した時期もあるが、私は通常生活に戻った」とコメントしています。しかし人生は分からないものですね。

3) 冬至
この金曜日が南半球では冬至でした。チリ国内でもアイマラマプチェ族の人たちが集まって、お祝いをしました。確かにクスコでも私がいるころも、インカの後裔が太陽の祭りをしていました。7月・8月の二ヶ月は寒いし、雨が良く降ります。まぁ9月までの辛抱ですね。
4) 大気汚染
今週、サンティアゴ近くの山に登りましたが、下の街の空気の汚さは想像以上。とにかく少し離れた街がスモッグで見えません。そこにいる人は自分がどれだけ汚い空気を吸っているのか想像できないでしょうが、上から見るとはっきりしています。しかしサンティアゴより汚い空気の南部の街ではもろに人間の健康に影響してきます。このためテムコ市はマキを使ったストーブの使用を大幅に禁止しましたが、一般市民の強い反発を受け、夕方5時からより11時までは使用禁止にしました。つまりその前の時間にストーブを使って料理を準備することは可能ですね。(彼らは暖房だけでなく、ストーブを料理に使う)