(一般)

1) 雨不足
何とサンティアゴは過去50年に見られないほどの乾燥状態で,雨不足は深刻です。今週も来週も雨は降らない模様。
以前の天気予報で今年の冬は雨が多いと言われていたのに何でかな?全然当たりませんね。
大気汚染問題が深刻で、それは雨が降らないからだと言われますが、そうでもないですね。雨が降れば汚染を洗い流し、空気は一時的に洗浄されますが、翌日からまた汚くなります。民政化されてからもう20数年、右も左も同じです。汚染問題に手を付け少しでも良くしたと言う政権はありません。
サンティアゴの場合、大気汚染の原因は、車両、工場、家庭(薪ストーブなど)がほとんど同じ3分の1くらいと言われます。車の汚染対策で乗用車の走行制限は行われますが、最も汚染を引き起こすトラックは全く規制なし。工場も排ガス対策をチェックする仕組みが機能していない。さらに家庭が薪ストーブを使っているかどうかチェックする人間が少なすぎてチェックが行われていない。つまり大気汚染があると言うデータが出てもそれをどうすると言う対策が取られていません。
首都圏の数字が悪いので自然の多い南部に移転したら、冬の空気汚染は首都圏以上にひどいのです。
何やこれはと言うほどチリの政府はこの問題に関し無能です。
2) 原住民問題
冬至の日、マプチェ族など、チリの原住民代表をモネダの大統領宮殿に招待してバチェレットは新年記念日を祝いました。その時、「私たちは格差是正の遅れなど、皆さんにまだ借りをもっており、早く正常化したいです」とコメント。
マプチェの乱暴狼藉を抑えると言う雰囲気ではありません。今週はカニェテで、森林会社の労働者宿舎に覆面をしたグループが侵入して、放火した結果、宿舎は全焼になりました。それが珍しいことでないのが困ったことです。