(一般)

1) 大気汚染
これから冬の間この話題が継続しますね。スペインの新聞に世界の中で市街地に住んでいる10人中9人が汚染された空気を吸っているとありました。ということはほとんど世界中が汚れているわけですね。
WHOの発表ではなんでも年に700万人が大気汚染が原因で死亡するとか。中国の汚染は有名ですが、中国とインドに死亡者の大半は集まるらしい。 
PM10の北京の指数は121、その新聞の表ではサンティアゴは69と南米最悪、メキシコが93でラテンアメリカのトップ。もっともインドのデリーは286、パキスタンのカラチは273と人間がもう住めないような指数。チリもサンティアゴよりテムコとかランカグアがひどい数字ですから、他国のことを批判する資格はないですね。PM2.5 ならもっと悪い数字になりますね。   
郊外の家の建築の仕事を手伝っていると確かに郊外の空気はきれいと感じます。そしてサンティアゴ近くの山に登れば下の街の大気汚染は一目瞭然ですね。

2) 学生デモ 
いつものように通常のデモと並行するように覆面デモ隊が騒ぎ警察と対決。101名の逮捕者が出ましたが、その日のうちに全員釈放されました。火炎瓶を投げている犯人が住所氏名を登録するだけで自由になると言うのはどうも理解できません。チリ司法の回転ドアは認められないと言って大統領になったピニェラですが、ほとんど何もできずに職務を終えました。バチェレットも何もしないようですね。
ところでマプチェ問題ですが、なんとサンティアゴのシンボルのようなサンタ・ルシアの丘にマプチェの旗を持った約100名のデモ隊が押し掛け、国家遺産の古い大砲に火をつけました。そのうちの18名は逮捕されました。彼らの要求は南のアンゴルで刑務所に入っているマプチェ・リーダーの釈放要求で、同じ理由で週末エルシージャと言う町で警察を襲っています。  
先日、私は火災保険・地震保険に入りましたが、保険証にその町エルシージャは保険対象から除くとなっていました。保険会社にすれば、マプチェの暴れるところはいつ火事(放火)になるかわからないから保険対象外なわけですね。同じチリの中でそんなバカなことが許されるのかな。
3)チリの各都市の住みやすさ
今回の発表でとうとうラス・コンデスが首位に立ちましたし。続いて前回までトップだったビタクラ、3位はプロビデンシア。全部サンティアゴの区です。
最悪は先ほど地震にやられたイキケ隣町のアルトアウピシオ。
この発表の通り、ビルの建設もラス・コンデス区に集中です。