(経済)

1) チリ経済
2004年以降5度目ですが、今年も高い経済成長率と低いインフレを記録しそうです。予想ですが、経済成長率は5.1%、インフレは2.1%の由。
もうチリ人はチリの将来に不安は無いという結論を出してしまったようですね。スペインが不動産バブルで大変なことになっているのを全く無視して、不動産の購入・投資に明け暮れています。先年に比べ、売れ行きは大幅アップ、在庫は大幅ダウンとかで、もうサンティアゴ市内に残された空き地はほとんど無いとか。とにかくビルの建築計画が出来た段階から売れ始め (まだ全く建っていないのに)、建築が終了して1年以内にほとんど完売とか。ほんとうにすごいものです。   もっともチリの命綱、銅の生産は伸びていないようです。2004年に世界の銅生産の37%をチリが占めていたのに、2011年にはシェアーが32%に下落。確かに生産量も2007年に555万トンだったのに昨年は520万トンに落ちています。中国の銅生産が急成長ですね。昨年は126万トンだった由。

2) リチウム
先日、リチウム採掘権のテンダーがあり、チリのソキミチ社が勝ちましたが、その後すぐにその結果をくつがえす政府発表がありました。その後、このニュースが急に姿を消しています。
何でかな?チリの経済に大きな影響を与える事項ですから、毎日ニュースになるはずなのに。なにを隠しているのかな?