(経済)

1) 経済成長率GDP
今年のチリの成長率は3.8%が予想されていますが、4月の経済実働指数は5.9%の上昇と2012年10月以来の高い数字になりました。チリ経済が順調に活動している証拠ですね。
2) 消費者物価IPC
5月のIPCは0.5%、過去12か月で2%になっています。
3) 外国からの投資
今まで今年の外国投資額は過去5年で最高で。今年は6%アップになるだろうと予想されています。マインで使う機械の輸入は101%、一般バスは46%、電機関連機械は47%と、消費でない設備投資と思われる輸入が今年は大きく伸びています。
4) 銅価格と為替
銅の価格は3.29ドルと過去4年で最高レベルまで上がりました。世界最大級のエスコンディーダがまたストに入りそうだと言うので価格上昇とか。昨年長期ストに入ったのは記憶に新しいですね。もっとも今回の価格上昇は短期間と言うコメントもあります。
ただ為替はそれほど大きな変動は無く1ドル630ペソでした。
5) 漁業
国際機関の発表でチリの水域近辺でマグロなどの魚を釣る漁船の国籍が分かりましたが、それによると中国船が80%、スペイン10%日本4%その他10%でした。
専管水域に入るとそれは違法になります。チリ海軍などの艦戦が警戒しているわけです。
6) リチウム鉱山の国有化
リチウムは最近、注目されている鉱物ですが、チリでそれを最も多く生産するソキミチSQMを国有化すると言う意見が出ています。野党側、特に共産党は重要な資源リチウムを銅と同じく国が運営するのは当然の流れと主張。与党側のUDIはアジェンデの時代と同じ左翼の国営化運動は認められるはずがないとしています。チリが中国、キューバ、ベネスエラのようになるわけはないですね。