(経済)

1) 失業率
普通、冬場は仕事が少なくなります。夏の間の季節労働が無くなるからですが、今年はそれがなく冬場の6-8月期の失業者が6.4%と2010年からの3ヵ月毎の数字としては最低でした。失業率が下がっていることは大変望ましいと政府側は大喜び。8月の経済動向もよい数字が期待されるとかで、チリにはまだ不況は来ていませんね。

2) リチウム採掘権
知らなかったのですが、チリ・ボリビア・アルゼンチンの黄金の三角地帯に世界のリチウムの50%以上が埋蔵されているとか。今回のテンダーでチリのソキミチという会社がその採掘権を獲得。次の20年、同社が採掘権を持ちます。これに関し野党議員がこの結果を不服とする申し入れを政府に行ないました。ソキミチは裁判所でもめている案件を持っているとも言われます。しかし一部の人は左翼がクレームしているのはこの会社がピノチェットと関連するからだと言います。
それからこのテンダーの2番手の乙波はポスコ・グループでしたが、そのメンバーにアジアの三井・大宇が参加とか。